オンラインでの住宅仲介サービス会社、ストリートイージー(StreetEasy)は、ニューヨーカーは、家賃の高い都市に引越しする傾向があるという調査結果を発表した。
引越しの主な理由としては、家の購入、より広い居住空間、ニューヨークでの高い生活費などが挙げられているが、ロサンゼルスやサンフランシスコ、シカゴやニューヨーク郊外など、ニューヨークと同等もしくはそれ以上に家賃や州税の高いエリアに引越す人が多い。
調査は、2011-15年のアメリカ地域社会調査(ACS、American Community Survey census) データを元に算出された。
引越ししたニューヨーカーの78%は、住宅費が他の郡と比較して90%以上高いエリアに、また90%のニューヨーカーは住宅費が全米でトップ5に入るエリアに引越している。
New Yorkers aren't leaving the city for lower rent. Instead they move to other pricey areas, a @streeteasy report says https://t.co/bFnbRq6HoY pic.twitter.com/gHI3EgR0kN
— amNewYork (@amNewYork) April 26, 2018
ストリートイージーの上級エコノミスト、グランド・ロング(Grant Long)氏は、全国的に、高所得な人は、高所得なエリアに引越す傾向があるとしている。これは、経済的な機会と関係しており、サンフランシスコのようなエリアには、多くの高いスキルを持つ労働者の需要が高いと述べた。
amNewYorkによると、4年前ブルックリンのブッシュウィックからアニメーション業界の職を求めてロサンゼルスに引越した夫婦は、生活コストはニューヨーク同様高いが、地下鉄でストローラーを利用する必要もなく、LAの方が広い部屋に住めるので子育てには適していると述べた。
クイーンズカレッジの社会学部の部長は、生徒はより良い仕事の機会を求めて、ニューヨークを離れる傾向があるとしている。