NY州司法長官 トランプ・オーガニゼーションを刑事捜査

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ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官の報道官は、トランプ・オーガニゼーションに対するこれまでの民事捜査に加えて、刑事捜査を開始したと発表した。

The Hillによると、ファビアン・レヴィ氏は声明で「われわれのトランプ・オーガニゼーションに対する捜査は、もはや単に民事ではないと、同社に伝えた」と説明。「われわれは、マンハッタン地検とともに、トランプ・オーガニゼーションを刑事で積極的に捜査している」述べた。

捜査の変更や、公表した理由についての説明はなかった。

ジェームズ長官のトランプ・オーガニゼーションに対する捜査は2019年にスタートした。トランプ氏の複数の物件について、ローンを保証するため、または経済的かつ税務上の利益を得る目的で、資産価格を水増し、または低く報告するなどの不正行為がなかったか捜査を進めている。

2018年に開始されたしたマンハッタン地検の捜査は、2016年の選挙活動中に支払われたとされるポルノ女優への口止め料に関するものだったが、現在は税金詐欺や保険詐欺、業務記録の改ざんなど、広範囲に及んでいると伝えられている。

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両者はともに、トランプオーガニゼーションがマンハッタン郊外に所有する地所「セブンス・スプリングス」に関する記録を求めるなど、捜査に重なる部分があった。

ジェームズ長官の捜査では、これまでにトランプ氏の息子エリック氏やトランプ・オーガニゼーションのアレン・ワイセルバーグ最高財務責任者の証言録取を確保している。