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トランプ支持のカトリック司祭 議事堂を「悪魔祓い」?

1月6日、議事堂襲撃事件へと発展したトランプ前大統領の集会に参加したカトリック教会の神父が、ビデオグラファーのインタビューに、エキソシズム(悪魔祓い)を行なったと話していたことがわかった。

集会に参加していたのはネブラスカ州セントラル・シティの聖ミカエル教会と、フラートンの聖ピーター教会のデイビッド・フルトン司祭。首都ワシントンをベースに活動するビデオグラファーのエディー・ベッカー氏がYouTubeに投稿した動画には、トランプ支持者で埋め尽くされた議事堂近くの通りで、正装したフルトン氏が、エキゾシズムの本を片手に取材に答える様子が撮影されている。

ビデオの中で、フルトン氏は集会の雰囲気は「なかなかすばらしかった」と述べ、「国を大切にして、心配する多くの人に会うのはよいことだ。みんな何が起きているかわかっている。(票が)盗まれたのは明らかだ」と語った。ローマカトリックの司祭でネブラスカから来たと自身を紹介しつつ、英語とラテン語で書かれたエクソシズムの本を持ち上げ、「悪魔祓いの祈祷書を手に入れた、これを使っている司祭がいるんだ」と話した。

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エクソシズムをしたのかと聞かれると「はい。そうだ」と回答。悪魔祓いについて、バフォメットという悪魔がいて、国を「溶解して」違ったものにしようとしていると説明した。またこれらについてエクソシストのチャッド・リッペルガー司祭などが公開しているYouTubeで学んだと答えた。

Qアノンについてはあまり知らないと述べ、「いずれの話も心に受け入れるのは難しい」と距離を置いた。

最後に名前を聞かれると、晒したくないと述べ、ネブラスカから来たと繰り返した。

フルトン氏のビデオについて、オマハ大司教区のティム・マクニール助祭は、オマハ・ワールド・ヘラルドの取材に、フルトン氏の見解は大司教区を反映したものではないと説明。さらに、フルトン氏はエクソシストの訓練を受けていないと明らかにした。

「民法または教会法を犯した訳ではない」として、集会に参加して、エクソシズムを実施したことによる処罰は科さないと話した。

一方、オマハのジョージ・ルーカス大司教は集会に参加したことを「非常に怒っている」と明かし、「司祭の服装でいるべきではなかった。聖職の悪用だ」と非難していると話した。ルーカス氏は「法を犯したどうかに関係なく、イベントに参加したことを最も厳しい言葉で非難する」とコメントしたという。

マクニール氏によると、教会職員は、フルトン氏に議事堂の建物内部に違法に侵入したかどうかを直接訪ねた。フルトン氏は「暴力が起きる前に議事堂を去り、ホテルに戻るまでそれがあったことを知らなかった」と返答したという。

ビデオは、午後3時25分頃、議事堂西側にある通りで撮影された。襲撃犯が議事堂に押し入ったたのは午後2時11分だった。ベッカー氏は国会議事堂に向かう際に、フルトン氏と話をしたという。フルトン氏の背後には議事堂が映っている。

悪魔祓いについて、大司教は声明で「エクソシズムの儀式は、正式な訓練を受け、司教によって任命された司祭のみが実践することができる」とした上で、「フルトン神父はその後、YouTubeのインタビューとは反対に、正式なエクソシズムをしようとしたのではなく、他の人々を祈りに導いたと明らかにしている。フルトン神父は悪魔の行為に関して特別な知識があると主張するべきではなかった」と発表した。

教会職員らは、ビデオの発言を撤回したフルトン氏を信じており、マクニール助祭は、悪魔祓いに関するコメントは「悪い判断だった」と語っている。

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