悪趣味なコスチューム、ナチス服姿の男 店から追い出される

116

マンハッタンで29日、ナチスの制服を着た男性がバーに入店し、客やバーテンダーから追い出される騒動があった。

男性が入店したのは、ソーホーにある「Fanelli Cafe」。鉤十字の腕章をつけた男性が、カウンターのスタッフに話しかけようとすると、客席からは「なんれてこと」「出てけ」などの声が上がった。笑みを浮かべながら何かを言い返す男性に、バーテンダーが出口を指差し、外へと追い出した。

投稿された動画は700万回以上再生されており、ユーザーからは「ナチスの制服は、ハロウィンのコスチュームとはいわない」「みんな昔のことだと思っているけど、ホロコーストの時代からまだ2世代しか経過していない」「追い出したウェイターは素晴らしい」「あのニヤけた男はよく殴られなかったな」「ナチスの格好をすることを厭わない人が増えている。より多くの人がインディ・ジョーンズの格好をして、ぶん殴る必要がある」などのコメントが投稿されている。

ラッパーのカニエ・ウエスト(Ye)が、SNSで反ユダヤ主義的なコンテンツを投稿し、世間の批判にさらされているが、この発言による影響も報じられている。

ロサンゼルスでは、ナチス式の敬礼をした集団がハイウェイの高架道路に現れ、「ユダヤ人に関してカニエが正しいと思うなら、クラクションを鳴らして」と書いた横断幕を掲げる様子が投稿された。

Advertisement

フロリダ州ジャクソンビルにあるTIAAバンク・フィールドでは29日、「ユダヤ人に関するカニエの発言は正しい」と書かれたメッセージが投影される出来事があった。