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大坂なおみ 最終聖火ランナー 五輪開会式に海外の反応は?

23日に行われた五輪開会式では、女子テニスの大坂なおみ選手が最終聖火ランナーを務め、57年ぶりの東京オリンピックが開幕した。

開催直前、翌日に予定されていた大坂選手の試合日程が変更されたため、最終ランナーに抜擢されるとの噂が流れていた。

大役を務めた大坂選手はツイッターで「間違いなく最も素晴らしい功績で、またとない栄誉」とコメント。この投稿には21万以上の「いいね」がつき、祝福のメッセージが寄せられている。

海外の反応は?

パンデミックの影響で無観客となった異例の開会式。現在世界で最も有名な女性アスリートの大坂選手の聖火台点灯は、海外でも大きく報じられた。

英ガーディアン紙は、「大坂選手は東京五輪に輝きをもたらした」と題した記事で、前半は「五輪史上最も悲観的な」始まりだったとしつつ、1800台以上のドローンやピクトグラムのショーに触れた上で「フィナーレは見事だった」と評価した

USA TODAYは、開会式を「奇妙で野暮、そして不協和音の4時間のプレゼンテーション」と批判した。パンデミックで苦しんだ世界を「ワクワクさせるような台本や前例はどこにもない」と企画の困難さに触れつつ、「精彩を欠いた式典は、大いに期待はずれ」と酷評。一方で、大坂選手の起用については「ささやかだが、畏敬の念を起こさせた」と述べた

ニューヨークタイムズは、大坂選手に加え、NBAのウィザーズで活躍する八村塁選手を旗手に据えることで「より現代的な考え方を採用した」と多様性を重視した選択を評した

一方で、一部の著名人からは批判的なコメントが寄せられた。大坂選手の全仏オープンテニスの棄権に批判的だった英コメンテーターのピアース・モーガン氏は、ツイッターで「彼女の強さが見れてよかった。雑誌の表紙撮影で疲弊しているに違いないと思っていたから」と皮肉。さらに「大坂なおみのプライバシーを尊重し、メディアがオリンピックの写真を掲載しないことを願っている」と投稿した。

全仏大会の棄権後、モーガン氏やメーガン・ケリー氏など一部の批判的な人々からは、メンタルヘルスの問題を理由に記者会見を拒否する一方で、ヴォーグやスポーツ・イラストレイティッドなどの表紙を飾るのは矛盾しているとの声が上がっていた。

大坂選手の支持者からは、批判的な著名人に対し、彼女の晴れ舞台を見て、さぞかし悔しがっていることだろうと揶揄する声も上がっている。

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