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大坂なおみ選手 大物TV司会者を相次ぎブロック。SI水着特集巡り

テニスの大坂なおみ選手が、批判的なコメントを投稿した大物テレビ司会者らを相次いでブロックし、話題となった。
きっかけは、大坂選手らが表紙を飾った7月22日発売のスポーツ・イラストレイテッド(SI)の水着特集。大坂選手はこの中で、堂々とした水着姿を披露した。

これに対し保守派コメンテーター、クレイ・トラビス(Clay Travis)氏が「内向的すぎて記者会見をできる状態ではない」と主張していたにも関わらず、「リアリティショーの開始やバービー人形の販売に加え、SIの水着特集に出ている」と矛盾を指摘。

元NBCニュースの司会者メーガン・ケリー(Megyn Kelly)氏は「ヴォーグ・ジャパンやタイム誌も忘れないで」とコメントを加えて、200万人を超えるフォロワーにシェアした。

大坂選手は今年5月、全仏オープンテニスの記者会見の欠席をめぐって主催者側と対立した後、大会を棄権した。ツイッターでファンに、2018年の全米オープン以来、うつに悩まされてたことを告白つつ、会見で話すことに「巨大な不安の波」を抱えていると説明。「セルフケアをして、記者会見に出ないことが、より良いことだと考えた」と語った。

ケリー氏の指摘にあるように、大坂選手は大会棄権後、米タイム誌やヴォーグ・ジャパン、ヴォーグ・ホンコンの表紙に登場したほか、今月からはNetflixのドキュメンタリーもスタートしている。

大坂選手は反論

これに対し大坂選手は、スポーツ誌の表紙は昨年撮影されたもので、全仏を棄権する前のものだとツイッターで反論。「ジャーナリストであれば、雑誌のリードタイムについて調査したのかと思った。そうであれば、昨年すべてのカバー撮影を済ませていたことが分かったでしょう」と批判し、「即座に飛びつき、ネガティブなことを巻き散らす代わりに、もっと役立つことをしなさい」とたしなめた上、ケリー氏のアカウントをブロックした。

舌戦を突然打ち切られてしまったケリー氏は、大坂なおみが強いのはコートの上だけとコメント。「事実は、彼女はコントロールできない質問が好きじゃないだけということ。それを認めなさい」と言い返した。

このほか、大坂選手の大会棄権に批判的だった英テレビ司会者ピアース・モーガン氏もSIの表紙に言及。「不快なメディアの記者会見に時間を割く時間がないわけだ(笑)」とツイートしたが、ケリー氏同様ブロックされてしまった。

タイム誌のオピニオン記事は「セルフプロモーションツアー」と指摘したモーガン氏は、大坂選手が容認するメディアは「彼女がいかに完璧かを伝えてくれる、ごますり雑誌編集者のみ」と非難した。

東京オリンピックまであと2日。外野の声に気をとらわれず、日本のファンを楽しませてくれる素晴らしいプレーを期待したい。

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