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大坂なおみ「もう気にしない」

テニス界のスター、大坂なおみ選手(24)が、完全復活? Instagramのストーリーズでファンの質問に答え、他人の評価については「もう、気にしない」と決意を語った。

Essentially Sportsによると、今シーズン最初のグランドスラム大会で「証明したいことは?」と尋ねられた大坂なおみは、「あいにく、何もない」と回答。

続けて、これまで周囲から受けた評価に言及した。2018年の全米オープンの優賞後は「ラッキーだった」「一発屋」などと言われた。続けて、2度目の優賞後は、素晴らしい選手だと賞賛されたと説明。3、4度目の優賞後は、「ハードコートだけが得意」と指摘されてきたとした上、「これらの話の教訓として、常に人は何でも言いたがる。そして、もうIDGAFよ(I don’t give a fuck、気にしない)」と、締めくくった。

また、テニスで成し遂げた最も大きな功績について尋ねられると、「2021年の東京オリンピック」と回答した。

57年ぶりに開催された東京オリンピックの開会式で、大坂なおみは、聖火ランナーの最終走者を務め、話題となった。聖火台への点火は「一生涯に残る思い出で、感謝すべき出来事だ」と答えた。

大坂なおみ 東京オリンピック
A.RICARDO / Shutterstock.com

無期限教養から復活へ

大坂なおみは昨年、全仏大会の記者会見を欠席し、大会を途中棄権した。その後、長年メンタルヘルスの問題に悩まされきたことを告白。夏のウインブルドン選手権も欠場した。

全米オープンには出場を果たしたものの、3回戦で18歳の新星レイラ・フェルナンデスにフルセットの末、逆転負けを喫した。記者会見で大坂なおみは、「勝っても幸福を感じることができない」と不安定な心の内を明かし、再び休養を取る意向を示した。

年明けに開催されたメルボルン大会で、コートに復帰。今月17日には、全豪オープンテニス大会の1回戦をストレート勝ちしている。

目標は楽しむこと

大坂なおみは、4日のワシントンポスト紙のインタビューに、今年の目標は、結果ではなく、楽しむことだと明かした。「再び試合を楽しむ方法を見つける必要がある。それが、最初にテニスした理由だからだ」と語っている。

IDGAF」宣言は、ふっきれた気持ちの現れだろうか。今シーズンのコートでの活躍に期待したい。

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