バイデン大統領の孫ナオミ・バイデンさん(28)の結婚式が19日、ホワイトハウスで執り行われた。
ナオミさんは、バイデン氏の次男ハンター・バイデン氏と元妻キャサリン・ブール氏の長女。1972年に元妻ネイリアさんと交通事故死した生後13カ月の娘、ナオミちゃんにちなんで名付けられた。
コロンビア大学ロースクールを卒業したナオミさんは、知人を介して、ペンシルベニア大学ロースクールの卒業生ピーター・ニール(Peter Neal)さん(25)と出会った。2人は2021年9月に婚約した。Peopleによると、現在、ホワイトハウスの3階に居住している。
結婚式では、「サウスローン」で誓いの言葉を交わした後、ホワイトハウスの「ステートダイニングルーム」で親族の食事会や結婚式パーティが開催された。
ホワイトハウスの発表によると、約250人のゲストが招待された。バイデン氏は声明で、ナオミさんの成長を見守ることに喜びを感じてきたとし、ピーター氏を「家族に迎え入れることができ、大変光栄に思っている。愛が年々深まり、笑いに満ちた日々が続くことを願っています」と2人の門出を祝った。
ナオミさんは、ラルフローレンのウェディングドレスを着用。ホワイトハウスの建物は、グリーンとホワイト・ローズで美しくデコレーションされた。
式をプロデュースしたのは、セレブリティ・ウエディング・プランナーのブライアン・ラファネルリ(Bryan Rafanelli)氏。これまでにクリントン夫妻の長女チェルシーさんの結婚式や、オバマ元大統領の公式晩餐会などのイベントを手がけてきた。
ホワイトハウス歴史協会によると、現職の大統領の孫がホワイトハウスで結婚式を挙げるのは、今回が初めてだという。現職の大統領の親族によるホワイトハウスでの結婚式は、約50年ぶりで、1971年にニクソン元大統領の娘トリシア・ニクソン・コックスさんが挙式を行なって以来だという。なお、ジョージ・W・ブッシュの娘ジェンナ・ブッシュさんは2008年、テキサスの牧場で結婚式を挙げた後、ホワイトハウスでパーティを開催した。
リハーサルディナーは18日、ニール氏の両親がホストを務め、ホワイトハウスの向かいにあるレンウィック・ギャラリーで開催された。ナオミさんはこの際、デザイナー、ダニエル・フランケルのドレスを着用したという。
19日結婚式の夜には、バイデン大統領夫妻がホストを務め、「ブラック・タイ」パーティが開催された。
挙式の費用は?
ナオミさんは7月「シークレットサービスと犬たちの支持を取り付け」サウスローンで挙式を行うことが決定したとツイートで報告していた。コメント欄には、祝福のメッセージに加え、一体誰がその費用を負担するのかという疑問も投稿されていた。
Sooo not sure how best to update but was supposed to do so weeks ago…but we have finally figured out where the ceremony will be…and much to the relief of secret service and with the dogs’ endorsement…we’ll be getting married on the South Lawn! Couldn’t be more excited 🥹 pic.twitter.com/CHfvmJ9ZHL
— Naomi Biden (@NaomiBiden) July 28, 2022
タイム誌によると、結婚式の費用はバイデン家が負担したという。ジル・バイデン氏の報道官エリザベス・アレクサンダー氏は同誌に「ファーストファミリーが主催する他のプライベートイベント同様、過去のホワイトハウスで行われた結婚式の伝統に従い、バイデン家が費用を負担する」と語っている。