ツイッター マイピローのアカウントも凍結、CEOの個人垢に続き

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ツイッターが、米枕メーカー「マイピロー(MyPillow)」のアカウントを永久凍結したことがわかった。USA Todayが伝えた。

同社は、回避行為の禁止に関するポリシーに違反したため、アカウントを停止したと認めているという。

マイピローのマイク・リンデル最高経営責任者は先週、個人アカウントを永久凍結された。理由は市民活動の阻害に関するポリシーに繰り返し違反したためだった。

個人アカウントが停止された直後、リンデル氏はReal America’s Voiceに出演し、中国が票を改ざんしたと述べるなど、根拠のない主張を繰り返し、今後は投稿を会社のアカウントに移動して、これまでの主張を続けると語っていた。

2日前の投稿で、リンデル氏は「ジャック・ドーシーが私を消そうとしている….ジャックはバレて、すべてが明らかになる時、刑務入りにされるべきだ」とコメント。さらに「ジャック、君が選挙不正に関わっていることは知っている。君はバレるのをとても恐れているのだ。多くの人々が君に裁きが下るのを楽しみにしている」とツイートしていた。

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リンデル氏はUSA Todayに、停止措置について聞いていないとしつつ「彼らが私の企業にこれをするなんて信じられない」「私を破壊しようとしているのだ」と答えたという。月曜日に投稿したツイートは、自身の回顧録や布団カバーのプロモーションコードに関するものだったと話している。

ツイッターのポリシーには「永久凍結を回避することはできません。Twitterルールに対して重大な違反を行ったため、永久に凍結されているアカウントを所有する個人または組織が、前述の凍結に違反して運用していることが疑われるその他のあらゆるアカウントについても、Twitterはその作成日にかかわらず、これを凍結する権利を留保します」と記されている。

トランプ大統領の熱烈な支持者として知られるリンデル氏は、選挙後、接戦各州で大規模な不正があったと繰り返し主張し、投票機メーカーによる改ざんや海外政府によるハッキングなどといった、陰謀説を拡散していた。

議事堂襲撃事件へとつながった1月6日のトランプ氏の集会にも参加していた。事件後、SNSに投稿した動画で、暴徒は「回し者」で「テレビで見ているものはジョークだ」と主張。さらに右派メディアの取材に、トランプ氏が今後4年間大統領になると述べつつ、「トランプの人々に扮したアンティファがおり、窓を割って、押し入った」と誤った説明をしていた。

15日には、ホワイトハウスを訪れたリンデル氏が「必要な場合は戒厳令・・・」と、トランプ氏に軍の発動をほのめかす内容が書かれた資料を手にしていたことが話題になった。バンデン大統領の就任式前日にも、フェイスブックで「真実が明らかになるのを楽しみにしている」と述べ、「トランプ大統領は7,980万票、バイデン氏は6,800万票以下だ」と投稿していた。

議事堂襲撃事件後、リンデル氏は、ベッド・バス・アンド・ビヨンドやコールズなど大手小売りが相次いで取引を停止したと明かしていた。

訴訟のリスクにも直面している。トランプ陣営の偽情報キャンペーンの標的とされたドミニオン・ボーティング・システムは先月、リンデル氏に名誉を毀損する主張を撤回するよう通告した。この中で同社は、リンデル氏にこれまでの「中傷活動」に関連する資料を保存するよう求めるなど、法的措置を講じる構えを示した。

なお同社は25日、トランプ弁護団のルディ・ジュリアーニ氏に対し、13億ドルの損害賠償を求める訴訟を連邦地裁に提起した。