NY地下鉄、22日より夜間の運行時間拡大へ

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ニューヨーク州のクオモ知事は15日、経済再開に伴い、来週22日より夜間の運行時間を拡大すると発表した。運行停止時刻は現在の4時間(午前1時から5時)から、午前2時から4時までの2時間とする。

クオモ氏は声明で「皆の懸命な努力により、入院患者と感染率は減少し続けている。飲食店や文化センター、スポーツ施設の再開に伴い、従業員や顧客が必要な時間に必要な場所へと移動できる必要がある」と述べ、清掃手順を守りながら、夜間の運行サービスを拡大すると発表した。

ニューヨーク州では14日、飲食店の閉店時刻を午後10時から11時へと変更した。また23日からは、バークレーズセンターなど収容人数が1万人以上の大型施設で、客数を10%以下に制限することを条件に、スポーツやエンタメイベントを再開する

クオモ氏の発表によると、前日の検査陽性率は3.53%(感染者数6,365人)、入院患者数は6,623人まで低下した。

24時間サービスを一時停止

MTAでは昨年5月6日より、新型コロナの拡大防止策として、夜間運行を停止し、駅構内や車両内の消毒および清掃を行っている。

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MTAニューヨークシティトランジットのサラ・ファインバーグ(Sarah Feinberg)プレジデント代理は会見で、サービス拡大の決定は「24時間サービスへの復帰に向けた重要なステップ」と述べ、今後も引き続き消毒作業は継続するとしている。