アメリカを代表するチョコレート「M&M’S」が発表したキャラクターの変更に、ネットでツッコミが殺到している。
製造元のマースは20日、声明で「明日の社会は、包括的になることを信じている」とした上で、誕生から80年を迎えるM&M’Sは「みなが帰属意識を感じられる世界の創造を約束する」と宣言。今後も「よりダイナミック、かつプログレッシブな世界を反映できるよう、進化していく」と語っている。
キャラクターの変更について、「見た目をより現代風にアレンジ」したほか、「ストーリーテリングを通じて、個性に意味合いを加えることで、自己表現やコミュニティの力の重要性を明確に示す」と発表した。
一見したところ大きな変更は見られないが、The Hillは、グリーンのM&M’Sは、ホワイトの”ゴーゴーブーツ”をスニーカーに履き替え「ハイプウーマン」となり、ブラウンは、ハイヒールが、低めのブロックヒールとなったと伝えている。この他のキャラクターも手の色や靴紐など、細かい変更点が加えられた。
この発表に、ネットでは、お菓子に「多様性」や「包括性」は、求めていないなどのツッコミが殺到。ツイッターで「Green M&MS」がトレンド入りした。
「M&M’Sを見て、これは自分を表していない、などと思う人はいない。ただのチョコ」、「M&M’Sを食べて、疎外感を感じたことはないし、そんなグチを言っている人も聞いたこともない」との意見も。
WHO HAS EVER SEEN M&MS AND THOUGHT “THEY DONT REPRESENT ME”
— little?in a big old? (@spinonitsaxis) January 20, 2022
It’s a CANDY
グリーンM&M’Sに関して、ローリングストーン誌は、根強いファンを持つ「格好良くて、ふしだらなグリーン」には、リブランドの必要がないとオピニオンを掲載するなど、ゴーゴーブーツ姿に戻すよう求める声も多数寄せられている。
why did they reverse yassify the green m&m … pic.twitter.com/AnOBpXsTqM
— matt (@mattxiv) January 20, 2022
「そもそも白のM&M’Sは?」という素朴な疑問のほか、「クリックベイト」や「ただのPRスタント」と揶揄する声が寄せられる一方で、「売上を増やしたいなら、味を改良しては」など抜本的な改定を提案する声が寄せられた。
世界中で親しまれているチョコレートだけあり、話題は尽きないようだ。