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コカイン潜水艦の開発、米富豪に裏の顔

3年前に飛行機事故で他界したミシガン州の実業家の男性が、起業家として成功を収める一方、国際的な麻薬組織の協力者としての2重の顔を持っていたことが、密売組織のリーダーの男に対する起訴状から明らかになった。デイリー・ビーストが伝えた。

「Clementine Live Answering Service」のマーティ・ティビッツ(Marty Tibbitts)元最高経営責任者は2018年、ビンテージの戦闘機を操縦中に、ウィスコンシン州の牛舎に墜落して死亡した。ティビッツ氏は大の飛行機好きで、趣味が高じてデトロイトに飛行機博物館を作るほどだった。

一方、麻薬密売の世界では「デール・ジョンソン」の名で知られ、密売組織のリーダー、Ylli Didaniに多額の資金を提供していた。デイリービーストによると、Didaniは今週、米国の領域内でボートで麻薬を流通させようとしたほか、マネーロンダリングをしていたなどとしてノースカロライナ州で逮捕、起訴された。Didaniの麻薬カルテルは15カ国にコカインを販売してたという。

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ティビッツ氏とDidaniは協力して、「トルペド」と呼ぶ、コカイン運搬用の潜水ドローンの開発計画を進めていた。船体は強力なマグネットで貨物船に吸着するようになっており、GPSで追跡して、ヨーロッパの100マイルほど沖合で脱着、漁船に回収させる計画だった。

2人は、ある企業に開発費として、アルバニアの銀行口座と仮想通貨を通じて1万2,000ドルを支払っていた。

ティビッツ氏は2015年から組織に関与しており、2016年には86万4,000ドルの小切手を発行していた。検察は、質屋や金交換所で現金化したと睨んでいる。この後にも、35万ドルを手渡すために、ティビッツ氏は自身の飛行機でワシントンD.C.に向かうなどした。ティビッツ氏が提供した資金は、合計180万ドルにのぼるとみられている。

ティビッツ氏を失ったDidaniは、数カ国を探した結果、アラブ首長国連邦に新たな支援者を得たという。しかし、捜査当局は組織の動きをつかんでおり、2019年8月には、バナナに隠して運搬した753キログラムのコカインを、オランダ当局がロッテルダムで押収。2020年2月にも、オランダ警察は、米麻薬取締当局の情報を得て、644キロの麻薬の入ったダッフルバッグを押収していた。

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