ニューヨーク州 NY市以外の全域で事業再開へ

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クオモ知事は24日、ロングアイランドのジョーンズ・ビーチで会見を行い、今週中にミッドハドソンとロングアイランドで、事業再開を許可すると発表した。ニューヨーク市を除き、9つの地区で再開する。

感染リスクの低い建設や製造、小売店(店頭受け渡しのみ)などの事業から再開する。ロングアイランドの再開に備え、MTAはロングアイランド鉄道の車両を増加し、乗客にソーシャルディスタンス用のスペースを設ける。クオモ氏は、車内でマスク着用を義務付けれらていることを注意喚起した。
MTAによると、現在700本の車両が走行しているが、最大105台を増加し、約15%店員数を増加する予定。

プロスポーツキャンプ再開

またクオモ氏は、プロスポーツリーグのトレーニングキャンプ再開を許可した。公式試合に関して「私はスタジアムに人を入れることなく、スポーツは再開できると思っている。」と述べ、無観客での再開を推奨した。

クオモ氏は、現在の状況に関して「私たちは今ニューヨーク、アメリカの歴史をつづっている。第1章は健康危機で完了したところだ。」と述べた。事業再開は第2章にあたり、第3章は、経済の再建と再構築だと説明。
クオモ氏は、「経済がすぐに元のように立ち直るとは思わない。より多くの中有小企業が事業を閉鎖し、大企業はこの機会に多くの人を解雇するだろう。従業員が自宅待機している間に、多くの技術を採用し、人員削減を決定するだろう。州政府が民間企業とともに、経済刺激の役割を担う必要がある。」と語った。
例として、空港や公共交通機関、インフラ、教育の新たなテクノロジー、遠隔治療などを挙げ、ニューヨークが率先して、国の再建を大きく考える時だと述べている。
また、野心や創意工夫の例として、ロバート・モーゼス(Robert Moses)氏が建設したジョーンズ・ビーチ(Jones Beach)を例に挙げ、元々存在しなかったビーチだったが、7マイルのビーチを建設し、州営の公園を建設したと述べた。

このほか、オートキャンプ場は25日から再オープンするほか、26日より動物病院の再開を許可すると発表した。

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1日の死者数は109人となり、前日の84人から25人増加。再び3桁台となった。新たな入院患者数や感染者数は引き続き減少している。