「トランプ氏は大量殺人者」マイケル・ムーア監督、新型コロナ対応を非難

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マイケル・ムーア監督は9月11日に配信したポッドキャストで、米国の新型コロナウイルスによる死者数は米同時多発テロよりも67倍多いと述べ、トランプ大統領を「大量殺人者」だと非難した。

ムーア氏は、トランプ氏は1月に国家安全保障担当大統領補佐官から安全保障の最大の危機になると警告を受けたにも関わらず「国民を保護する代わりに、何もせずに20万人の死を許した」と非難。「9.11の67倍の人々がコロナウイルスで死亡した。」と述べ、「ウイルスについて真実を知らされていたわれわれのリーダーは、それを共有しないことを決意し、”マスクはするな。暖かくなったらなくなる、奇跡がやってくる”など、反対のことを我々に言っていた」と語った。

先週、トランプ氏がジャーナリストのボブ・ウッドワード氏とのインタビューの中で、補佐官らの警告に加え、ウイルスの感染力や致命性を知らされていながらも「大したことではないと思わせたかった」と述べるなど、意図的に軽視する態度を取っていたことが明るみに出た。

ムーア氏は「これはとんでもない殺人だ。」と続け、「ドナルド・トランプよりも国民を殺害したのは、南部連合のジェファーソン・デイビス大統領と彼のロバート・E・リー将軍だけだ。南北戦争では60万人以上が死んだ」と語った。

また「トランプ自身が殺したんじゃないというかもしれないが、それは間違いだ。オサマ・ビンラディンはこれらの飛行機を一機も操縦しなかった。だからって彼が無実か?違うだろう。トランプは大量殺人者だ」と語った。

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「評決」まで53日だと述べ、「米国で最も危険な男」を排除するために、毎日できる限りのことをしなければならないとリスナーに訴えた。