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クシュナーが検察に寝返り?トランプ氏の元顧問弁護士が予測

マンハッタン地検のトランプ一族企業に対する捜査に関して、トランプ氏の元顧問弁護士、マイケル・コーエン氏は、娘のイバンカ氏の夫ジャレッド・クシュナーが、すでに検察に寝返っていると予測している。

コーエン氏はツイッターで「興味深いことに、一連の騒動と起訴、逮捕で、ジャレッド・クシュナーの名前が欠けている」と指摘。「次に逮捕されるか、証人として協力しているのか?彼がいかに陰険であるかわかっているので、私は後者に賭ける!」と主張した。

そんなコーエン氏も、かつてはトランプ氏を裏切った人物。コーエン氏は2018年、トランプ氏と性的関係を持ったとされるポルノ女優への口止め料の支払いなどについて有罪を認め、実刑判決を受けた。この翌年、議会の公聴会に呼ばれ、支払いはトランプ氏の指示であったことやトランプ氏の企業が、脱税目的で資産価格を不当に操作していたと暴露した。「人種差別主義者」、「詐欺師」、「いかさま」と元ボスを厳しく非難。以来、トランプ氏と袂を分かち、批判を繰り返している。マンハッタン地検の捜査にも度々協力していると伝えられている。

クシュナー氏 トランプ氏との関係悪化?

トランプ政権の終了に伴い、クシュナー氏とイバンカ氏は、フロリダ州マイアミのプライベート アイランドに土地を購入した。邸宅が完成するまでの間、マイアミの高級コンドを借りて暮らしているが、夫婦がトランプ氏を訪問する機会は減っており、特にクシュナー氏の姿を見かけるのはますます稀になったと伝えられていた。

ニューヨークタイムズによると、クシュナー氏はトランプ氏との関係について、娘婿としてのよりシンプルなものにしたいと考えているといい、最近はトランプ氏の公式声明の発表にも関与していないという。

一方、トランプ氏もクシュナー氏に疑念を抱いているという。関係者によると、中東和平などに関するクシュナー氏の業績について疑問を口にしているといい、さらに、クシュナー氏が自分を差し置いて大手出版社と回顧録の出版契約を結んだことも面白く思っていないのだという。

大手出版社ハーパーコリンズの一部門のブロードサイドブックスは先月、クシュナー氏と契約を結んだと発表した。内容は中東政策から刑事司法制度改革、パンデミックにいたるすべてをカバーするといい、2022年初頭の発売を予定している。契約金は明らかにしていないが、一部では7桁(日本円で億単位)とも噂されている。

トランプ氏はこの契約に嫉妬心を抱いているほか、自身の達成について、娘婿に手柄を取られるのではないかとも疑ってもいるという。

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