森の妖精?メキシコ大統領が謎の生物の写真をシェア

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メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領が25日、マヤ文明で伝説となっている”森の妖精”の写真をシェアし、話題となっている。

オブラドール大統領は、木の上に目が光っているような写真を投稿。ユカタン半島で建設中の鉄道の工事現場で3日前、作業員が撮影したものだといい、マヤ遺跡の写真を並べて「すべてが神秘的だ」と加えた。

AP通信によると、マヤ文明には、イタズラ好きで、森や畑などに存在する小さな妖精「Alux」(アルーシュ)がある。物を隠したり、人を騙したりする性格で、彼らをなだめるため、お供物を捧げる風習もあるという。

古代マヤ文明は、ユカタン半島と中央アメリカの隣接地域にあり、西暦300年から西暦900年まで最盛期を迎えた。1527年から1546年の間、スペイン人に征服されたが、現在もこの地域には、マヤの子孫が居住する。多くの人々がマヤ語を話し、食事や作物、衣服、宗教儀式などの伝統を守り続けているという。

ちなみに在メキシコ日本国大使館によると、アルーシュは「トウモロコシ畑や装飾品、財宝、農園、水域、そして聖域を守るために創られた」と説明している。

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オブラドール大統領のツイートのビュー数は600万を超え、3万5000件以上の「いいね」を獲得している。

コメント欄には、「頭に袋をかぶったラクーンでは」と動物説を主張するユーザーや、「あなたはジャングルを破壊している」「これが彼らが選んだ大統領のレベル、恥をさらしている」「クレイジーだ」といったアンチからの批判のほか、写真は2021年に撮影されたもので「彼は嘘をついている」などの指摘も寄せられている。

中には「ジャスティン・トルドーそっくりに見えるのはなぜ?」とブラックフェイスの写真を投稿するユーザーなど、カナダ大統領の黒歴史にまで飛び火している。