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ニューヨーク地下鉄 2023年にメトロカードの廃止を発表

ニューヨークでおなじみの黄色いメトロカードが、ついになくなる日がやってくる。 
30年間続いたメトロカードのシステムは、ついにスマートフォンを使用した入場システムへと変更されることが発表された。

23日、MTA(メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティー)は、スマートフォンを使用した新たな改札の入場システムを導入するため、キュービック・トランスポーテーション・システム(Cubic Transportation Systems)社と、5.73億ドル(約630億円)の契約を締結することを承認したと発表した。

キュービック・トランスポーテーション・システム社は、メトロカード(MetroCard)の製造会社でもあり、新システムは、現在ロンドンの地下鉄と通勤電車、シカゴ、シドニー、ブリズベンなどの都市で導入されている。
支払いは、埋め込みチップ付きのクレジットカードや、Apple Pay(アップルペイ)、Android Pay(アンドロイドペイ)、サムソンペイ(Samsung Pay)などのアプリを通じて決済される。

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現在一部の駅で、試験的に導入されている電子読み取り機は、来年の後半以降、500箇所の回転式改札口と、600台のバスに導入される。2020年後半までには、全ての地下鉄の駅とバスで使用が可能となる。
現在のメトロカードを使用するシステムは、2023年までには完全に廃止されるという。それまでは、乗客はスマートフォンでの支払いまたは、メトロカードどちらでも乗車が可能。また、新しいシステムは、ロングアイランド鉄道(LIRR)と、メトロノース鉄道(Metro-North)でも導入される。
トケンに変わって、1993年に導入がスタートしたメトロカードのシステムは、運用開始から30年の後、ついにその役目を終えることとなる。

非常事態宣言が出されたMTA

今年の6月、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ(Andrew M. Cuomo)知事は、地下鉄の脱線事故や、信号故障などが相次いだ事を受け、州の非常事態を宣言した。
また、今月ニューヨーク市独立予算室(New York City Independent Budget Office、IBO)が発表した調査によると、MTAの遅延は年々増えており、2011年以降5年間で45%も増加している。また、電車遅延により乗客が被る損失は、1日に1日86万4千ドル(約9千500万円)にものぼるという。

ニューヨーカーの反応は

このニュースを聞いたニューヨーカーからは、新しい改札システムの導入よりも、信号故障による遅延や、明らかに危険とされているインフラを一刻も早く修理してほしい、という声が多く上がっている。

「とにかくサービスを改善してくれ!」

「これも携帯が盗まれたり、ハッキングされる原因の一つになりそうね。」

「いわゆる、値上げってやつ」

「よかった。これで、後ろに人だかりができても、パニックにならなくてす済む。」

「いいアイデアだけど、その前に、電車を正しく、時間通りに走らせるべき。」

「携帯を持ってない人はどうするの? ばかげてる。」

なかなかカードを読み取ってくれない、改札口。あと6年後には、こんな光景をみかけることはなくなりそうだ。

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