#MeToo セクハラ被害で声を上げる人々のムーブメントが爆発

セクハラや性的暴力を受けたことのある人々が、ソーシャルメディアを通じて、声を上げるムーブメントが広がりを見せている。
キャンペーンは、14日の午後より始まった。最初にハッシュタグ「#MeToo」(私も)を呼びかけたのは、女優であり活動家のアリッサ・ミラノ(Alyssa Milano)さん。

「ハラスメントや、性的暴行を受けたすべての女性が「me too」といって声をあげたら、人々に、この問題の重要性を分かってもらえると思う。」という友人からの提案内容を添付し、もし、性的なセクハラや暴力を受けたことがあったら、このツイートに「me too」をつけてリプライして。と投稿した。

abc Newsによると、「MeToo」というワードは、ツイッター全体では約65万件、フェイスブックでは約1,200万件の投稿やコメントが寄せられ、大きな反響を呼んでいるという。

19歳の時にレイプ被害に会い、PTSDを患ったことを告白したレディー・ガガさんも「Me Too」とツイート。

女優、アンナ・パキン(Anna Paquin)さん。

ワインスタイン氏によるセクハラ被害について、最初に声を上げた女性の1人、ローズ・マッゴーワン(Rose McGowan)さん。
「女性がレイプされたというのは、受け身の表現で、いつも「男性が」という主語がない。女性にそれが、たまたま起きたみたいで、男性はその一部にもなっていない!」という作家、ジャクソン・カッツ(Jackson Katz)さんの言葉を引用。

民主党のエリザベス・ウォーレン議員(Elizabeth Warren)も声を上げた。

俳優のハビエル・ムニョス(Javier Muñoz)さん。男性でも被害にあうと告白。

この大きなムーブメントが、次世代の女性の助けになることを願う被害女性もいる一方で、私は「me, too」とは、言わないとする女性も。
Daily Kosのソーシャルメディアスペシャリスト、 ワンジュキ(Wagatwe Wanjuki)さんは、数年前に#SurvivorPrivilege というハッシュタグを作り出した。今回のムーブメントも素晴らしいと思っているが、自分自身を勇気づけてくれるものではないと、ワシントンポスト紙に語っている。
同紙によると、今までに#MeTooに類似したタグは、少し前では、#MyHarveyWeinsteinが、そのもっと前には、#WhatWereYouWearing, #YouOkSisなどが存在していたが、何か状況は変わっただろうかと疑問を投げかけている。

ワンジュキさんは、「me too」と言わない理由の一つとして、心の奥底で、何も変わらないと思っているからだという。被害を名乗り出ようとする、サバイバーたちの新たな出発について、理解する必要のある男性は、そのことを決して分かろうとしないから、としている。
しかし、このハッシュタグが、自分が背負っていた重荷から、開放される手助けになるなら、それはそれで十分だと語っている。

#MeToo
#MeToo

ワンジュキさんの投稿は、2万5千以上シェアされて、4万件近くの反響を呼んでいる。

この投稿にコメントした人の1人、Lorenziさんは、「タグに意味がないとは思わない。」とし、サバイバーのことを非難する人に対し、なぜこの種の事件が、時計仕掛けのように、起こり続けているのかを自問してほしいと回答。このタグが、分岐点となる瞬間にはならないかもしれないが、システム的な変化へとつながるきっかけとなればと、ワシントンポスト紙にコメントしている。

アカデミー主演女優賞を受賞した2人も声を上げた

16日、リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)さんは、過去に何度かハラスメントや、性的暴力を受けた経験があると、ハリウッドで開催されたElle Womenのイベントで告白した。
16歳の時に監督に暴行されたこともあり、性的暴力はその1件だけではないという。ウィザースプーンさんは、この数日、昔の出来事が鮮やかに蘇り、眠れないなど不安定な状態だったという。多くの女性たちが勇気を持って告発してくれたことで、私の女優人生の中で、初めて1人じゃないと感じ、私も声をあげようと決意したことを話し、新たなモラルが築かれることを願うと語った。

また、ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)さんも、若い時、2週間で15ポンド(約7kg)痩せろと、無理なウェイトコントロールを強いられた経験があるという。その時、女性のプロデューサーは、ジェニファーさんよりも細い5人の女性と並ばせ、局部を隠したヌード写真を撮影。その写真をダイエットのインスピレーションにしろと命じられたことや、映画監督からポルノスターにならないかと尋ねられた経験などを語った。
また、理想とする世界では、誰もが同じ敬意を持って扱われるべきだが、そのゴールに達するまでは、自分自信を守ることができない人々のために、声を出したり、耳を傾けていきたいと語っている。

6人に1人の女性が性的暴力の被害に

USA TODAYによると、アメリカ人女性の6人に1人は、レイプ被害か未遂事件に巻き込まれており、誰もが被害にあう可能性があるという。
また、被害にあったほぼ全て(94%)の女性は、被害にあった後、2週間はPTSD(心的外傷後ストレス障害を患い、30%はその症状が9ヶ月間続く。
被害にあった女性のうち、33%は自殺を考えたこともあり、13%は実際に自殺を試みたという結果が出ている。(全てソース:RAINN)