メラニア夫人、クリスマスデコレーションを披露

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メラニア大統領夫人は30日、ホワイトハウスのクリスマス・デコレーションを披露した。

今年は、女性参政権を認める憲法修正第19条が批准されてから100年目にあたる。平等のために戦った女性たちをたたえ、ホワイトハウスのライブラリーにあるツリーには、修正第19条をテーマとした子供向けアートコンペティションの優勝作品が飾られた。
今年は、新型コロナウイルスの最前線で対応にあたったファーストレスポンダーや、フロントラインワーカーのためのオーナメントも加わった。

メラニア夫人は声明で、今年のデコレーションのテーマは「アメリカ・ザ・ビューティフル」(America the Beautiful)と発表。「過去4年間にわたり、国内の最も美しいランドマークのいくつかを旅した。そこで、非常に思いやりがあり、愛国的な国民に会えたのを光栄に思っています」と述べた。「全国の米国人が分かち合う絆は、国家の伝統や価値観、歴史に対する感謝の気持ちであり、これらが今年のデコレーションにインスピレーションを与えてくれた」と語っている。

本当は憂うつ?

今年、暴露本「メラニアと私」(Melania and Me)を執筆した元側近のステファニー・ウィンストン・ウォルコフ(Stephanie Winston Wolkoff)氏は10月、Fワードを織り交ぜながら、クリスマスの飾り付けが億劫だと愚痴を語るメラニア夫人との会話を公開した。

音声テープでメラニア夫人は「一生懸命やっているけど、クリスマスやデコレーションなんか一体誰が気にするの?でも、やらないといけないんでしょ」とウォルコフ氏に不満を訴えた。
「仕方ないわね」となだめるウォルコフ氏に対し、「やったらやったで、離ればなれにされた子供たちはどうするのか?って、勘弁してよ。オバマの時は、そんなこと言ってなかったわよね」と愚痴をこぼした。
なお2人の会話は、2018年6月に不法入国する移民親子の子供たちが保護されるテキサス州のシェルターを訪問した際に録音されたものだと言われている。

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クリスマスツリーがホワイトハウスに到着した先月23日には、この時のメラニア氏の発言に再び注目が集まった。

デイリービーストのAlaina Demopoulos氏は、今年のデコレーションに対して「素敵だが、中身がない」と題したコラムで、着飾ってポーズを取るメラニア夫人の写真について「もう一つのマリー・アントワネット的な瞬間」と述べ、コロナに怯え自宅待機する人々がいる現実社会からかけ離れていると批判した。私たちのファーストレディは「他人のように、よそよそしい」と述べている。