23日、ホワイトハウスにクリスマスツリーが到着し、メラニア夫人は「飾り付けを楽しみにしている」とツイッターで投稿した。ウエストバージニア州から運搬されたツリーは、ホワイトハウス内のブルー・ルームに設置される。
ホワイトハウスのクリスマスツリーは、1961年のジャクリーン・ケネディ大統領夫人以来、ファーストレディがテーマを決めて飾り付けるのが習わしとなっている。
メラニア夫人にとっては、今年がホワトハウスで過ごす最後のクリスマスとなる。公には楽しみだと語ったメラニア夫人だが、内心は憂鬱なのかもしれない。
今年、暴露本「メラニアと私」(Melania and Me)を執筆した元側近のステファニー・ウィンストン・ウォルコフ(Stephanie Winston Wolkoff)氏は10月、Fワードを織り交ぜながら、クリスマスの飾り付けが億劫だと語るメラニア夫人との会話を公開した。
音声テープでメラニア夫人は「一生懸命やっているけど、クリスマスやデコレーションなんか誰が気にするの?でも、やらないといけないんでしょ」とウォルコフ氏に不満を訴えている。「仕方ないわね」となだめるウォルコフ氏に対し、「やったらやったで、離ればなれにされた子供たちはどうするのか?って、勘弁してよ。オバマの時は、そんなこと言ってなかったわよね」と愚痴をこぼした。2人の会話は2018年6月、不法入国する移民親子の子供たちが保護されるテキサス州のシェルターを訪問した際に録音されたものだと言われている。
SNSでは、飾り付けに対するメラニア夫人の発言を振り返り、ツリーの到着を揶揄する声が相次いだ。
音声テープに対しメラニア夫人は、ウォルコフ氏に対する名指しは避けつつ「無断で通話を録音し、発言の文脈を無視して公開した。根拠のない噂話で本を出版し、私の人格を歪曲しようとしている」と反論している。
赤いツリーが話題に
メラニア夫人は2018年、「アメリカの宝物」と題したツリーのデコレーションを披露したが「赤すぎる」と大きな話題となった。
なお毎年恒例の七面長の恩赦は、25日に実施された。クリスマスやハヌカのパーティやレセプションは、新型コロナの影響により、規模を縮小して開催されるという。