回顧録「スペア(Spare)」の発売を機にメディアへの単独出演を精力的にこなすヘンリー王子だが、一方の妻メーガン妃は、夫のプロジェクトへの関与に慎重になっているようだ。

昨年のThe Cutのインタビューでメーガン妃は、米国移住後の二人の関係を「塩とコショウのようなもの」と例え、「いつも一緒に行動している」と話すなど、一心同体ぶりをアピールしていた。

公の場で行動を共にすることはもちろん、メーガン妃主体のプロジェクトに、ヘンリー王子はサポート役として参加してきた。

昨年のポッドキャスト番組「アーキタイプス」では、友人セレーナ・ウィリアムズがゲスト出演した回に飛び入りしたほか、2021年、ハーレムにある公立学校でメーガン妃が自身の絵本「ベンチ」を読み聞かせる間、ヘンリー王子も子供たちの輪に加わった。メーガン妃が同年発表した女性の職場復帰を支援するプロジェクトでは、プロモーションにカメオ出演し、オプラウィンフリーともインタビューでは、後半パートに出演し、妻の主張を支えた。

これと同様、メーガン妃も、ヘンリー王子がオプラとともにホストを務めたメンタルヘルスに関するドキュメンタリーシリーズや、インビクタス・ゲームのプロモーションに加わっている。

ここ最近メーガン妃が影を潜めていることについて、テレグラフの王室担当記者ビクトリア・ワード氏は、「これは夫のプロジェクトであり、自分のものではない」という明確なメッセージを送っていると指摘。

回顧録の内容をめぐってメーガン妃の関与がみられるといった指摘があるものの、ある情報筋は、メディアに精通したメーガン妃は、出版に慎重で、やや懸念を示していた可能性もあると話したという。

一部には、メーガン妃は何も得るものがないと感じているのではないかといった声もあるという。

ヘンリー王子が家族の内情を公にする理由の一つは、王室の反応を引き出すことで、今月放送されたITVのインタビューでは「(王室側の呼びかけに)いつでも乗ることができる。決定権は彼らの方にある」と、歩み寄りに柔軟な姿勢を強調した。

メディアを通じた呼びかけが、家族の関係修復に寄与する可能性は否定できない。ただし、ヘンリー王子には肉親との和解を探る理由があるものの、メーガン妃が夫のようなそれを望んでいるかは定かではない。

ワード氏は、夫が家族との和解を求め、心も安らぐかもしれないが、メーガン妃にとっては、その家族は、過去の惨めなチャプターの象徴だとも指摘した。

こうしたことから、王室の情報筋は、メーガン妃が5月6日のチャールズ国王の戴冠式に出席する見込みは低いと考えているという。

ちなみに、今年に入り、メーガン妃が暴露本の出版を検討しているといった憶測も流れている。

メーガン妃が、自分なりに言いたいことを抱えているのは確かで、昨年The Cutとのインタビューで、王室を許すために「積極的に努力をしてきた」とした上で、「私には言わないまでも、言いたいことがたくさんある。時に彼らがいうように、沈黙は、その歌の一部に過ぎない」と話している。