4日に40歳の誕生日を迎えたメーガン妃は、自身の慈善団体「アーチウェル」のウェブサイトに投稿した動画で、女性の職場復帰を支援するイニシアティブ「40×40」を開始すると発表した。
動画にはメーガン妃と、女優でコメディアンのメリッサ・マッカーシーが登場。2人はコント風の会話を交えながら、新たなプロジェクトを紹介した。
「いま大丈夫?」とメーガン妃に尋ねられたメリッサは、部屋着でルービックキューブを回しながら、「いまオーガニックガーデンの作業中」と返答。メーガン妃が、「カメラがオンになってるわよ」と突っ込む場面からスタート。
即座にハットとドレス、手袋をはめた英国式のエレガントな衣装に着替えたメリッサは、「40歳の誕生日にあるアイデアを思いついたの」と語るメーガン妃に対し、「(妊娠を発表した時の)木の下で幸せそうな写真の撮影?」「BFFのタトゥー?」など次々と質問。さらに「(結婚前に出演したドラマ)”スーツ”のリユニオン版は作らないの?」と尋ねると、メーガン妃は「スーツは大好きよ。でもなぜ私の誕生日に?」と苦笑いした。
コミカルなやりとりが続いた後、メーガン妃は、コロナ禍により米国だけで200万人、世界で数千万人の女性が離職したり、失業したと説明。40歳を記念して、40人の友人に対して、職場復帰する女性のメンターとして40分間を割くよう求めたとイニシアティブの内容を語った。
なお40人の中には、歌手のアデルやシアラ、ヒラリー・クリントン、facbookのCOOを務めたシェリル・サンドバーグ、女優のプリヤンカ・チョプラ、デザイナーのステラ・マッカートニー、ミシャ・ノヌー、若手詩人のアマンダ・ゴーマン氏などが含まれているという。
王室専門家は非難
多くの賛同が相次ぐ一方、王室専門家からの一部からは動画への非難の声が上がった。
伝記作家のアンジェラ・レヴァイン(Angela Levin)氏は「誕生日ビデオの中で、メーガンと友人のメリッサ・マッカーシーが女王を揶揄していると思った人はいる?」とツイート。2人は古風なカップとソーサーを持ち、メリッサが華やかな衣装で、お茶を飲んでいると指摘。続けて「この侮辱的なショーは、彼女が王室をどう思っているかを示すものだ。彼女は欲しいものを手に入れ、われわれを出し抜くことができると信じている」と批判した。
Anyone else think that Meghan and her friend Melissa McCartney were mocking the Queen in the birthday video? Both holding old fashioned cup and saucer like Meg used in her blog after 1st meeting with queen. Melissa sipping from the cup wearing fancy hat and gloves?
— Angela Levin (@angelalevin1) August 5, 2021
レヴィン氏の投稿に対し、王室の伝記作家ロバート・ジョブソン氏も「時代遅れな姿を描写し、英国をバカにしたのだ」とコメントした。
このほかにSNSでは、「バカにみえる」などカメオ出演したヘンリー王子に恥をかかせたと指摘するコメントや、「プライバシーを大事にしたいという理由で離脱したのでは?」いった皮肉の声も。
メーガン妃は英国王室を離脱後、絵本作家としてデビューしたり、Netflixで子供用アニメ「Pearl」の製作に携わったりするなど多方面で活躍している。オプラ・ウィンフリーが司会を務めたインタビュー番組は、エミー賞にノミネートされ、来月行われる授賞式でレッドカーペットを歩く可能性も噂されている。