メーガン妃、雑誌の表紙が人種差別的と激怒

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メーガン妃は雑誌「ヴァニティフェア」の2017年10月号に掲載された表紙が、人種差別的だと憤慨していたという。

メーガン妃はこの中で、ヘンリー王子との関係について「私たちは付き合っており、愛し合っています」と初めて交際を宣言した。表紙には、顔のアップに加えて「彼女はヘンリー王子にとっても夢中」(She’s Just Wild About Harry)と見出しがつけられた。

ロンドン・タイムズの王室担当記者バレンタイン・ロー氏は、デイリーメールへの寄稿で、メーガン妃はこのタイトルが、ジュディ・ガーランドとミッキー・ルーニーが出演する映画「Babes in Arms」(1939)で、役者がブラックフェイスで演じる歌「I’m Just Wild About Harry」から引用されたものだと気づき、腹を立てたと明かした。夫妻は「人種的な動機に基づくもの」だとして、編集部にタイトルの変更を求めていたという。

雑誌への掲載を「心から喜んでいた」メーガン妃だが、内容について、女優としてのキャリアやこれまでの慈善活動ではなく、ヘンリー王子との関係に焦点が当てられていたことにも、不満を示していたという。

情報筋はロー氏に「彼女は写真が嫌いだった。ストーリーをネガティブなものにとらえ、彼女についてではなく、ヘンリー王子に関する話だとして、気分を害していた」と話した。メーガン妃はこの時、広報担当者のケリー・トーマス・モーガン氏を解雇しようとしていたという。

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ロンドン・タイムズによると、メーガン妃はインタビューを受けるにあたり、ヘンリー王子やチャールズ国王から、米国の政治や人種、ヘンリー王子との交際に関する話題は避けるよう求められていたという。メーガン妃はヘンリー王子に、取材は、自身が出演するドラマ「スーツ」の100回目を記念するものだと伝えていた。

しかしヴァニティフェアの寄稿編集者サム・カシュナー(Sam Kashner)氏は、インタビューは2人の恋愛関係に関する内容で、メーガン妃のキャリアやドラマに関して、聞いていないと語っている。

なお夫妻の交際が最初に報じられたのは2016年10月。英紙サンデー・エクスプレスは、友人の話をもとに、ヘンリー王子が「米国のテレビスター」メーガン・マークルと交際中だと伝えた。関係者は同紙に、ヘンリー王子はメディアの報道が過熱することを懸念しており、「付き合っていることを、内密にしておきたい」と語っていたという。

一方のメーガン妃は、2人の交際を世間に公表するよう求めていたという。ロー氏の新著では、「ガールフレンドだと発表しなければ、別れるつもりだ」とメーガン妃がヘンリー王子に迫った話が記されている。これを聞いた王子は「パニックに陥り、”彼女は私を捨てるつもりだ”」と動揺していたという。

ヴァニティフェアのインタビューが掲載された翌月の11月27日、2人は公式に婚約を発表した。