英王室を離脱したヘンリー王子(36)の妻、メーガン・マークル氏(39)が、ポッドキャストの番組で、自分は去年「最もネットで嫌がらせを受けた」と語った。
Foxニュースによると、世界メンタルヘルスデーの10日、メーガン妃はヘンリー王子とともに、20歳未満の若者向けポッドキャスト番組「ティーンエイジ・セラピー」(Teenage Therapy)に出演した。
10代の司会者らと率直な意見を交わし、その中で「私は2019年、男女問わず、世界で最もネットの荒らしにあった人物と告げられた」と述べた。
メーガン妃は「8カ月間産休で、公の場には出なかったが、でっち上げの話が量産された。もう、やっていけないと思った」と心境を吐露。そして「傷つけられたり、孤立させられたり、仲間外れにされたりしたら、どんな気持ちになるか、私たちは皆知っている」述べ、誤った話が、精神やメンタルヘルスに悪影響を及ぼすと訴えた。
ヘンリー王子も、当時を振り返り、楽観的であり続けるのが困難だったと語った。「良い時も悪い時もあるが、自分自身のケアを最優先することはとても重要だ」と述べ、「傷つきやすいことは弱さじゃない。今の時代は特に、弱さをさらけ出せることが強さだ」と語った。
メーガン妃は去年、生後5カ月の息子を連れ、一家でアフリカを訪れた。その際、英ITVニュースのインタビューで「私に大丈夫かと声をかけてくれる人は、あまりいなかった」と王室内での孤独感を告白し、話題となった。
この時の発言について、メーガン妃は「頭で答えを考えたわけではなく、ただ正直な気持ちだった」と述べ、「精神的に脆くなっていた」と当時の状況を明かした。
夫妻は、メンタルヘルスや情緒的健康の問題に関して、周囲に助けを求めることも必要だと強調。メーガン妃は「2つの選択肢がある。切り抜けようとするか、自分が壊れてしまうか。しかし、その瞬間を困難を切り抜けることに使ってほしい」と語った。