マクスウェル兄「アンドルー王子の写真」妹の家で撮影された

110
Chris Allan / Shutterstock.com

ギレーヌ・マクスウェル被告の兄、イアン・マクスウェル氏はBBCのインタビューで、ヨーク公アンドルー王子とヴァージニア・ロバーツ・ジュフレさんが寄り添っている写真は、妹の家で撮られたものだと認めた。

イアン氏は、写真について報道で知った以外は何も知らないと述べつつ、写真にある背景は、ロンドンにあるマクスウェル被告の家のもので、「見覚えがある」と話した。

少女たちをセックストラフィッキングしたとして起訴、勾留中に自殺したジェフリー・エプスタイン被告による被害を告発したジュフレさんは、17歳だった2001年に、マクスウェル被告のロンドンのタウンハウスで、アンドルー王子と性行為を強要されたと主張している。写真はこの時、ロンドンにあるマクスウェル被告の家で、エプスタイン被告が撮ったものだとしている。

一方、アンドルー王子は2019年に行ったBBCのインタビューで、エプスタイン被告との交友関係を認めたものの、ジュフレさんと会った覚えはないと主張。さらに「写真が細工されているかどうか、誰も証明できない」と偽造写真の可能性があると述べた。

アンドルー王子はまた、この日は娘の誕生日でピザレストランに出かけていたと述べるなど、アリバイがあることを示唆。ジュフレさんが、当日一緒に訪れたダンスクラブで王子がたくさんの汗をかいていたと主張していることに対して、当時、自分には発汗しない病状があったと述べるなどして、疑惑を否定していた。

Advertisement

ジュフレさんは、その後もニューヨークにあるエプスタイン氏の自宅とヴァージン諸島にある物件で、王子と性行為を強要されたと主張している。

イアン氏はこのほか、弁護側の証人としてアンドルー王子が証言を求められる可能性について聞かれると、「現在、証人を集めている過程で、証人がどのように構成されるかコメントできない」と語った。アンドルー王子と妹は現在も友人関係にあると信じていると加えた。

エプスタイン被告については、妹との関係は20年前に終わっており、2人が一緒にいる場面は一度しか見たことがなかったと述べた。「あの男と彼女が出会わなければよかった」と話し、妹は、独房で「残忍で、屈辱的」扱いを受けていると語った。

マクスウェル被告は昨年7月、少女らを誘惑、違法な性行為をさせる目的で移動させるなど、ジェフリー・エプスタイン被告の性犯罪に関与したとして逮捕、起訴された。現在ブルックリンにある拘留施設に収監されている。

ソースBBC