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民主党の左傾化で中道派苦戦。NYでトランプ氏支援の共和党候補マリオタキス氏、現職を破り初当選

ニューヨーク州第11選挙区の連邦下院議員選挙で、民主党現職のマックス・ローズ(Max Rose)下院議員(33)が12日、敗北を認めた。共和党議員のニコール・マリオタキス(Nicole Malliotakis)氏(39)が勝利した。

第11選挙区は、スタテンアイランドとサウスブルックリン地区の一部をカバーしており、市内で最も保守派が多いとされる。2016年大統領選ではニューヨーク市内で唯一、トランプ氏の票がヒラリー氏を上回った。今年もトランプ氏がバイデン氏を上回っている。

2011年から州議会下院議員を務めるマリオタキス氏は、トランプ大統領やニューヨーク市警察の組合(PBA)からの支持を獲得していた。
2017年には共和党からニューヨーク市長選に出馬したが、デブラシオ氏に敗北している。

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一方、アフガニスタン戦争に従軍した退役軍人のローズ氏は、中道派として2018年に初当選を果たした。トランプ氏に対する下院の弾劾裁判では、訴追に賛成票を投じたものの、最後まで反対の姿勢を示していた。
また同期のアレクサンドリア・オカシオ・コルテス(Alexandria Ocasio-Cortez)下院議員が提案したグリーン・ニュー・ディールや、軍隊の募集にオンラインゲームのプラットフォームを使用することを禁じる法案に反対している。

今回の選挙キャンペーンでは、デブラシオ市長を「ニューヨーク市史上最低の市長」と非難。党内の進歩派に反対するメッセージを打ち出していた。

しかしジョージ・フロイド氏死亡事件の後、スタテンアイランドで行われたブラックライブズマターの抗議デモに参加したことから、対抗馬のマリオタキス氏は反警察運動の擁護者と攻撃。ローズ氏に左派的なイメージを植えつけるキャンペーンを展開した

▽マリオタキス氏のキャンペーンCM。デブラシオ市長とローズ氏を急進左派の社会主義者として扱い、自由主義や公共の安全を訴えた。

ローズ氏は選挙後、ブラックライブズマターのデモ参加に関して「われわれがこの国を団結させるためには、コミュニティが傷ついたときには、耳を傾けなければならない」と語った。なおローズ氏は、警察部門の予算削減には反対している。

下院で民主党の議席が減少

民主党は今回の下院選で219議席を獲得し(14日時点)、過半数を維持したものの、マイナス5議席となった。

ニューヨーク州のクオモ知事は5日、WAMCのラジオ番組で、保守派の多いロングアイランドやセントラルニューヨークで複数の民主党議員の再戦が危ぶまれていることに関して、略奪や犯罪の増加、ホームレスの問題などが「民主党に反秩序のレッテルを貼り、民主党を傷つけた」と私的。共和党に攻撃材料を与えたとデブラシオ市長を非難した。
なお、共和党が攻撃材料に利用した内容には、クオモ氏が今年成立させた刑事司法制度改革も含まれていたという。

民主党下院の有力議員ジェームズ・クライバーン(James Clyburn)氏はAxiosの番組で、サウスカロライナ州の上院選で、民主党候補者のジェイミー・ハリソン(Jaime Harrison)氏が、共和党現職のリンジー・グラハム(Lindsey Graham)上院議員に敗北した原因の一つとして、絵警察部門の予算削減を訴える「デファンド・ポリス」のスローガンに言及。党内左派のイメージが、選挙戦に影響を及ぼしたと見解を示した。

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