米高額宝くじ、北米史上最高額を手にしたのは

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米国史上2番目の賞金金額 7億5870万ドル(約834.5億円)となっていた米宝くじパワーボール”Powerball”の抽選が昨夜行われた。抽選の結果、ジャックポット当選者が1名決定。1チケットあたりの当選金額としては、北米史上最高の額を記録した。

2016年1月には、賞金金額は史上最高の15.9億ドル(約1750億円)となっていたが、ジャックポット当選者が3名いたため、1名あたりの賞金金額は4億ドルととなった。

当選したのは、マサチューセッツのチコピー(Chicopee)に住むメービス・ワンジク(Mavis L. Wanczyk)さん、53歳。なんと、2.9億分の1の確率で当選くじを手にした。

誕生日の組み合わせたくじを購入

メービスさんは、本日記者会見に臨み、「くじに当たるのは、幻想のようなもの(pipe dream)だったけど、ついに実現したわ。」と語った。今回の当選番号は「6, 7, 16, 23, 26,パワーボール4」で、彼女の誕生日などを組み合わせた数字だという。昨夜、帰宅途中に同僚の消防士と当選を確認した。

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32年間Mercyメディカルセンターに勤めていたメービスさんは、「昨夜電話で上司に、もう会社には戻らないことを告げたわ。」と笑顔で答えた。マルビスさんには、31歳の娘と26歳の息子がいる。どう祝いますか?と記者から質問を受けると、「もうベッドに隠れていたい。」と冗談を言った。

29年間にわたって30回の分割で受け取るか、現金一括で受け取るかは決めていないという。一括で受け取る場合は、パワーボールが手元に保有する金額4.8億ドルとなり、税金を引くと3.36億ドルとなる。

前日に開催されたアンケートでは、くじが当選した場合、多くの人が仕事を辞めると宣言していたが、彼女も引退を決意したようだ。

また、高額の賞金を手にしたことで、犯罪に巻き込まれることを懸念してか、当選して24時間以内に会見を開き、名前と顔を公表したことに、驚く人も少なくない。

なぜ名前を公表するのかという疑問に対して、6つの州以外は、名前を公表しなければならないという人も。

一生懸命働いた女性が当選するのは素晴らしいわ!おめでとう。

今回当選くじを販売したPride Station & Storeチェーン店のオーナー、Bob Bolducさんもインタビューに回答。当選が出た店は、手数料として5万ドル(約550万円)を受け取ることができるが、子供の教育の助けになるよう慈善団体に寄付すると述べた。

米宝くじ Powerball 史上2番目の賞金金額 770億円へ