マシュー・マコノヒーがテキサス州知事の可能性?世論調査で現職を2桁リード

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テキサス州の州知事選に関する世論調査では、俳優のマシュー・マコノヒー氏の支持率が、3期目を目指す現職のグレッグ・アボット氏を10%以上上回る結果となった。

世論調査はダラス・モーニングニュースとテキサス大学タイラー校が、4月6日から13日にかけて1,126人の登録有権者に実施した。誤差幅はプラスマイナス2.92ポイント。

マコノヒー氏が出馬した場合、アボット知事よりも支持するかという質問で、45%がマコノヒー氏を支持すると回答。アボット知事は33%、その他を支持するが22%だった。

マコノヒー氏は3月、オースティンの日刊紙に、出馬を「真剣に検討する」可能性を示していた。昨年のメディアの取材では、政治の両極化を批判し、「積極的な中道」が必要だと主張している。両党に批判的な姿勢を示しており、どちらの政党から出馬するかは明らかでない。2012年以降、テキサス州の予備選に投票した記録がなく、政府および州レベルでの献金もしていないという。

支持率で現職を上回ったものの、ダラス・モーニングニュースは、どちらの政党で出馬するにせよ、予備選で障害にぶつかる可能性があると指摘している。

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支持政党別でみると、共和党ではマコノヒー氏の支持率は30%で、アボット知事(56%)を大きく下回っている。

民主党支持者では、66%がマコノヒー氏でアボット知事(8%)をはるかに上回ったものの、進歩派と中道派のどちらを支持するかとの別の質問では、51%が進歩派の候補を支持すると回答。中道(25%)を2倍上回り、民主党からの予備選突破も容易ではない可能性が示された。

なお共和党支持者に対する類似の質問で、47%がアボット知事を支持すると回答する一方で、20%がより中道の候補を、14%がより保守派の候補を支持すると回答。18%がドナルド・トランプ氏のような候補者を支持すると回答した。

調査を実施したテキサス大学のマーク・オーウェンス氏は、トランプサポーターの一部はセレブに好意的だと述べ、より中道を望む20%と合わせるとマコノヒー氏が共和党から出馬する道もあるかもしれないと指摘している。

テキサス州知事選は2022年11月に行われる。