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カリフォルニア州南部の銃乱射事件12人死亡。容疑者は元海兵隊員

カリフォルニア州南部ベンチュラ郡サウザンドオークス(Thousand Oaks)のバーで現地時間7日午後11時20分頃、銃乱射事件が発生した。

地元警察の発表によると、容疑者を含む少なくとも13人が死亡、10人が負傷している。単独犯とみられる男性の容疑者はバーの中で死亡しているのが発見された。
死亡した人の中には、ファーストレスポンダーとして駆けつけたベテラン警察官、ロン・ハルス(Ron Helus)巡査部長(54)が含まれていた。ハルス氏は27年間警察官を務め、引退まで約1年だったという。

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ロサンゼルスの約65km西にあるサウザンドオークスのクラブ「ボーダーラインバー&グリル」(Borderline Bar and Grill)では、毎週恒例の学生向けパーティが開催されており、銃撃当時、数百人が建物の中にいたという。

目撃者の1人、John Hedgeさんは、「銃を持った男は、発煙弾を投げ込み、レジを指差し、発砲し続けた」と地元テレビ局のKABCに語っている。
大学生のErika Sigmanさんは「ダンスの途中に、とても、とても大きな銃撃の音が聞こえた。誰かが伏せろと叫んだので、皆床に伏せた。誰か走れと言ったのも聞こえた。」と状況を語った。

全米の中で最も安全な街の一つ

サウザンドオークスは、人口約13万人で、平均世帯収入は108,290ドル(1,230万円)と米国の平均をかなり上回る。
緑地スペースも多く、静かで保守的な住宅地だと元FBI管理官はCNNに語った。アンディ・フォックス(Andy Fox)市長も、犯罪率が最も低い都市として常にランキングされていたと述べ、全米一安全な街の一つで起きた銃撃事件は衝撃を与えている。

事件が発生したボーダーラインバーは、リラックスした雰囲気の場所で、中央にバーがあり、ダンスフロアやプールが備え付けられており、地元の人もよく知るバーだという。
近くには、カリフォルニアルーセラン大学(California Lutheran University)やペパーダイン大学(Pepperdine University)がある。

 

容疑者は元海兵隊員

容疑者は、イアン・デヴィッド・ロング(Ian David Long)(28)。ジェフ・ディーン保安官は、ロング容疑者が、米海兵隊の退役軍人であると明らかにした。使用された銃器は、合法に入手したグロック社製45口径拳銃で、拡張弾倉で拡張していた。
黒のトレンチコートを羽織り、メガネをかけていたという。入り口で警備員を撃ったあと、集団に向かって発砲した。
動機や、バーとの関連性については分かっていない。

ロング容疑者は、カリフォルニア州立大学ノースリッジ(Northridge)校を卒業し、海兵隊として海外で2-3の任務に仕えた。サウザンド・オーク近くのニューベリー・パークに母親と住んでおり、めったに外出することはなかったという。

4月に「憂慮すべき報告」が寄せられたため、警察官がロング容疑者宅に向かったところ、何かに怒っていたと報告されている。危機管理チームのメンタルヘルス専門家がロング容疑者と面会したが、精神科施設などへの引き渡し措置などの必要性は見られなかったという。

犠牲者の母は銃規制を訴え

死亡者の中に、昨年58人と死者と500人以上が負傷したラスベラス銃乱射事件のサバイバー、テレマクス・オルファノス(Telemachus Orfanos)さんが含まれていたことが分かった。

ニューヨークタイムズによると、事件の発生場所となったボーダーラインバーは、カントリーミュージックのファンが集う場所でも知られており、ラスベガス銃乱射事件で生き残った人々が定期的に集う場所となっていたという。
「生命を祝う」ための慰めの場所であり、亡くなった人を偲ぶために集まっていた。

オルファノスさんの母親は、地元テレビ局KABC-TVのインタビューに「私の息子は多くの友人とラスベガスにいたが、家に帰ってきた。彼は昨晩帰ってこなかった。」と述べ「私は祈りもお悔やみもいらない。私は銃期規制が欲しい、そして誰かがこれ以上私に祈りを捧げる必要がなよいようにして欲しいと神に願う。私は銃規制が欲しい。銃はもうこれ以上いらない。」と涙ながらに訴えた。

Gun Violence Archiveの記録によると、今回の事件により、今年米国で発生した銃乱射事件は307件目となった。

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