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NY市、新型コロナ除菌カードの販売業者を逮捕

ニューヨーク州東部地区の連邦検事局は10日、効果が実証されておらず、政府に登録されていない製品を、新型コロナウイルスを除去する「空間除菌剤」として販売していたクイーンズ在住の男女2人を逮捕したと発表した

逮捕されたのは、JCDディストリビューションのPo Shan Wongゼネラルマネージャーと、Zhen Wuセールスマネージャー。2人は、環境保護庁(EPA)に登録されていない不良品または不正商標表示の殺虫剤の流通および販売を企てた疑いで、起訴された。有罪の場合、最大1年間の禁固刑を科せられる可能性がある。

2人が販売していたのは「ウィルス・シャット・アウト」(Virus Shut Out)という商品名のカードで、パッケージには日本語で「ウイルス除去・除菌、首にかけるだけの除菌ブロッカー、安心の日本製」と記載されている。

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JCDは製品をウェブサイトやSNSで告知しており、Facebookのページでは、ひものついた青いカードを首から下げる女性や、ベビーカーやバックパックにぶら下げたり、医師が白衣のポケットに入れて持ち歩くイメージ写真が掲載されていた。さらに中国語で、カードは二酸化塩素を放出する「携帯型空間消毒および除菌」デバイスで、「殺菌率99%」「マスク代わりになる」と記載していた。これらの商品や説明書きは、既に削除されている。

同社は今年4月より電話とウェブサイトを通じ、1枚あたり9.5ドルで、50枚以上から販売していた。

同社の所在地はクイーンズのカレッジ・ポイントで、当局は7月29日、香港から輸入した同製品が150個から200個入った大型のボックス、104箱を押収していた。

当局の発表では、商品はウイルスの防止や治療に効果的だと実証されていない。またEPAが商品をランダムに検査したところ、大気中で水蒸気と二酸化炭素に触れた際、二酸化塩素に変化するのに十分な量の亜塩素酸ナトリウムが含まれていることが分かった。高濃度の二酸化塩素を吸い込むと、呼吸困難になったり、鼻や喉、肺の炎症、慢性気管支炎を引き起こしたりする可能性があるとしている。

Seth DuCharme連邦検事代理は声明で「被告はぬけぬけと、虚偽の商品宣伝を行った。新型コロナに効くという主張だけでなく、不正商標表示の農薬が引き起こす健康被害は、公衆を危険にさらす可能性がある」とニューヨークポスト紙に語った

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