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NY市、男がアジア人を罵倒。自転車を投げつける

マンハッタンのフラットアイアン地区で2日夜、自転車に乗った男が「中国はウイルスを持っている」などと暴言を浴びせ、暴行を加える事件があった。

ニューヨークポスト紙によると男は午後8時半頃、イースト19ストリートとブロードウェイ付近で、20代後半の男女に対し「お前らは中国人だ。神は中国を嫌っている。中国はウイルス持ちだ。」などと繰り返し叫んだ。その後、男はつばを吐き、男性に向かって自転車を投げつけたという。男性は軽傷を負った。

ニューヨーク市警察(NYPD)は4日、容疑者の写真を公開し、情報提供を呼びかけた。amNewYorkによると、NYPDは現時点では、憎悪犯罪としては扱ってはいないという。

新型コロナウイルスの感染拡大後、アジア人への憎悪犯罪が増加したことを受け、NYPDは先月、「アジアン・ヘイトクライム・タスクフォース」を設立した。

アジア系住民は、言語の壁や文化の違い、警察への恐怖心などから、被害の届け出や捜査に消極的だとして、特別部隊のメンバーには第2言語を話すアジア系アメリカ人の警察官25名を含めた。

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