衣料品店で店員の顔を切りつけ。NY市

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マンハッタンにある衣料品店で26日、男が女性の店員の顔を刃物で切りつけ、重傷を負わせる事件が起きた。

事件があったのは、ワシントンハイツのAudubonアベニューにある「Steph’s Designs」。監視カメラの映像には午後3時40分ごろ、男は店の外からガラス越しに中を確認した後、店に入った。ポケットから手を出しながら、レジに座る女性に近づき、いきなり顔を切りつける様子が撮影されている。男は走って逃走。顔を抑える店員の手には、出血している様子が確認できる。

被害にあったのは、デステニー・カブレラ(Desteny Cabrera)さん(22)。カブレラさんは、自身のSNSに「死にかけたが、一命をとりとめたことに、感謝と喜びを感じている」とメッセージを綴った。

男とカブレラさんは、顔見知りではないという。カブレラさんはPIX11に対し、男に「自分が誰か知っているか?」と尋ねられ、「いいえ」と答えた後、顔を切りつけられたと説明。男は「明らかに顔を狙った」と語っている。カブレラさんは、店の外に出て911に通報するよう求めた。
カブレラさんは、鼻先がほぼ切り離されるほどの重傷を負い、緊急手術を行った。鼻で呼吸するのも困難な状態で、今後も複数回の再建手術が必要だという。

店が公開した一連の監視カメラの映像では、事件当日に店の前をうろつく男の様子が捉えられていた。男は、1週間前の19日にも店の前を訪れている。カブレラさんは誕生日だったため、店内にいなかった。
ニューヨーク市警察は、容疑者の動画を公開し、情報の提供を求めている。

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GoFundmeでは、カブレラさんを支援するための寄付が募られており、18,000ドル以上の寄付金が集まっている。