ホームニュースエンターテイメントメイシーズサンクスギビング...

メイシーズサンクスギビングデーパレードの黒歴史

ニューヨークで毎年、感謝祭の日に開催される「メイシーズ・サンクスギビングデー・パレード」。1924年から始まった伝統行事は、今年で95回目を迎える。

子供たちに人気の巨大バルーンや山車、ピエロ、マーチングバンドがセントラルパークからミッドタウンのメイシーズまで行進する様子は、全米にテレビ中継され、約5,000万人が視聴すると言われる。

映画『三十四丁目の奇蹟』にも登場するなど世界的に有名だが、100年近い歴史の中で、何度が災難に見舞われてきた。

飛行機事故寸前に

パレードの初期は、行進を終えたバルーンを空に放っており、バルーンを見つけて返却した人に、メイシーズがギフトや賞金を提供していた。

災難が起きたのは1932年。インストラクターと一緒に、小型飛行機を操縦していた22歳のパイロット、アネット・ギプソンさんは、前方に、しま模様の猫のバルーンが浮かんでいるのを発見。返却すると100ドルがもらえることを知っていたギブソンさんは、これをつかまえようと接近したところ、翼にバルーンがからまり、機体は急降下した。民家の上空、わずか75メートルのところで、インストラクターが機体のコントロールを取り戻し、難を逃れたという。この出来事をきっかけに、空にバルーンを放つ習慣は取りやめられた。

バーニーを襲った悲劇

バルーンの最大の天敵は天候不良。これまでに、破裂したり、観客にけがを負わせたりするなど、様々な事故が起きている。

1997年のパレードでは、強風に煽られた恐竜のキャラクター「バーニー」は、制御不能となった挙句、街頭にぶつかり、引き裂かれた。惨めな姿となったバーニーを、警官やスタッフが観客の前で、踏みつけたり、刺したりするなどして、事態を収拾させた。

この年のパレードは「バルーン大虐殺」と呼ばれ、バーニー以外にも多くのバルーンが損傷したほか、観客が負傷する事故も起きた。

ドクター・スースの絵本に登場する「キャット・イン・ザ・ハット」のバルーンは行進中、街路灯に2回当たった。この時の衝撃で、ライトの一部が群衆に落下し、4人を負傷させた。このうちの1人の女性は、一時昏睡状態となる重傷を負った。

この事件をきっかけに、バルーンの大きさに制限が設けられた。事故を起こしたバルーンはこのサイズを超えていなかったが、事態の重要性を考慮し、引退を余儀なくされた。

M&Msであやわ大惨事

2005年には、強風のため、低空で行進していたM&Msのバルーンが、タイムズスクエア付近で街路灯に接触し、柱の一部が観客に落下。2人の姉妹が負傷した。

スタッフとバルーンが衝突

強風により、バルーンの打ち上げが危ぶまれた2019年は、バルーンに入れるヘリウムの量を減らし、低空飛行させるなどの工夫を凝らして、開催された。

ドナルド・マクドナルドの足が引き裂かれたほか、駆け寄ったスタッフがバルーンに突き飛ばされるハプニングも起きている。

Macy's Thanksgiving Day parade
©mashupNY

▼2019年のバルーンの様子

2020年は新型コロナウイルスの影響で無観客で開催されたが、今年は観客を動員して開催する。

TOP STORIES

What's New