感謝祭の祝日となった25日、マンハッタンで毎年恒例のイベント「メイシーズ・サンクスギビングデー・パレード」が開催された。
パレードは1924年に始まり、今年で95回目となる。昨年は新型コロナウイルスの影響で、パレードのルートを短縮し、無観客で行われた。今年は2年ぶりに、観客を入れて実施された。
穏やかな天候のなか、人気キャラクターの巨大バルーンや山車、マーチングバンドが市内を行進。沿道には、朝早くから、大勢の人々が詰めかけ、大きな声援を送った。
ノースカロライナ州から3人の子供と訪れた母親は、「長距離を運転して来たが、とてもファンタスティックな体験だった」と感激した様子で話した。子供たちは、ポケモンやサンタが印象に残ったと語った。この他にも、親子三代で訪れた家族や、ベネズエラから訪問中の母親と参加した女性、フロリダからの旅行客など国内外から多くの人々が見学に訪れた。最前列の観客は、朝5時や6時台から場所取りをしたと話している。
今年は、「スターウォーズ」シリーズのベイビーヨーダこと「ローグー」のFunko Pop、オバマ夫妻がプロデュースを務めるNetflixの子供用アニメ「エイダ・ツイスト」(Ada Twist)のバルーンが新たに登場した。ポケモンのピカチューと、ドナルド・マクドナルドもデザインが刷新された。
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日本でおなじみのドラゴンボールシリーズの悟空や、ソニック・ザ・ヘッジホッグもパレードに加わり、沿道からは大きな声援が上がった。
デブラシオ市長は前日の会見で、「パレードは完全に復活する」と述べ、コロナで打撃を受けたニューヨークにとって誇らしい瞬間になると語っていた。
また、元日に新市長に就任するエリック・アダムス(Eric Adams)ブルックリン区長も、地元住民や観光客と挨拶を交わし、「パレードの後は、ぜひお金を使って」と、街の復興支援を呼びかけた。
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