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キム・カーダシアン「黒人文化の盗用」でまたまた炎上

リアリティ番組のスター、キム・カーダシアン(41)に、再び「文化の盗用」問題が浮上した。

雑誌米ヴォーグは9日、キム・カーダシアンを起用した3月号のカバーとインタビューに加え、バレンシアガやロエベ、バルマン、ヴァンレンティノなど、高級ブランドを着用した彼女の撮り下ろし写真を発表したが、この一部が、著名な黒人アーティストやモデルの過去の写真と酷似。文化の盗用にあたるとの批判が相次いだ。

口火を切ったのはファッション業界の監視グループ「ダイエット・プラダ」。インスタグラムに、ビヨンセやニーナ・シモン、ナオミ・キャンベルの写真とカーダシアンの写真を並べて、「キムとヴォーグは、黒人月間だと言っている」とコメントをつけて投稿した。

この投稿の「いいね」は21万件を超え、コメント欄には「2月の黒人月間の真っ最中に、これをドロップした。黒人女性が築いた美とスタイルのトレンドは何十年も続いているのに、キムによる”美の再定義”にはウンザリ」「(人種を偽って全米黒人地位向上協会の支部長を長年務めた)レイチェル・ドレザ級の盗用」「キムは体型や男選びなど、黒人になろうとして、ビジネスを築き上げた」「キムは黒人じゃないって、わかってるのかしらね」といった批判の声が殺到している。

さらに、ナオミ・キャンベル本人も「いいね」を押したことが判明。批判を後押ししたとして、話題となった。

キム・カーダシアンを起用したVogueの姿勢を非難する声も上がっている。「ハイライトを当てるべきは、黒人デザイナーやアーティスト、モデルのほか、(先月死去した元Vogueの黒人エディター)アンドレ・レオン・タリーを選ぶべきだ」

ちなみにインタビューでは、若い頃に憧れを抱いた著名人として、サルマ・ハエックやジェニファー・ロペスなど、ラテン系アーティストの名前を挙げているが、ダイエット・プラダは「なぜ1人も黒人女性の名前を挙げないのか」と、ツッコミを入れている。

インタビューではこのほか、カニエ・ウエスト(イェ)との離婚に関する「自身の選択」や、刑事司法改革に関する取り組み、母親としての役割について言及している。

過去にも非難

カーダシアンが「文化の盗用」批判にさらされるのは初めてではない。2018年のMTVムービー&TVアワードでは、コーンロウの編み込みスタイルが非難を浴びたほか、2019年に発表した下着ブランド「KIMONO」(キモノ)では、日本から大きな反発を招き、名称の変更を余儀なくされた。このほかにも、雑誌の表紙やSNSの投稿のファッションをめぐって、たびたび炎上している。

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