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ウィスコンシン州ケノーシャ銃撃犯 トランプ支持者だった?

抗議活動の続くウィスコンシン州ケノーシャ(Kenosha)で、25日に銃撃事件を起こし、逮捕・起訴されたカイル・リッテンハウス(Kyle Rittenhouse)被告(17)が、トランプ大統領の選挙集会に参加していたことがわかった。BuzzFeed Newsが報じた。

参加したのはアイオワ州デモインで1月に開催された集会で、ケーブルテレビの映像には、最前列に座るリッテンハウス被告の姿が映っている。また自らTikTokに、イベントの様子を投稿していた。

ケノーシャでは23日、黒人男性ジェイコブ・ブレーク(Jacob Blake)さん(29)が背後から警察官に複数回撃たれる事件があり、同日夜から激しいブラック・ライブズ・マターの抗議デモが続いていた。

リッテンハウス被告はケノーシャから20マイルほどの距離にあるイリノイ州レイク郡アンティオク在住。26日、アンティオク警察によって拘束、「第1級意図的殺人」の罪で起訴された。銃撃により26歳と36歳の男性が死亡、26歳の男性が重傷を負った。

▼銃撃事件の様子

The Hillによると、リッテンハウス被告の身柄はウィスコンシン州に引き渡され、同州で裁判にかけられると見られている。

事件前、リッテンハウス被告はDaily Callerのチーフ・ビデオ・ディレクターの取材に応じていた。
リッテンハウス被告は「私の仕事はビジネスを守ることだ。人々を守ることも仕事だ。誰かが負傷した場合、危険な状況に遭遇する。だからライフルを携帯している。自分を守らなければならない。」と述べていた。

ニューヨークポスト紙は、リッテンハウス被告が銃撃事件の数時間前、建物に書かれた落書きを消去していたと報じた

警察官を志していた?

バズフィードによると、リッテンハウス被告はフェイスブックに、警察官を支持する「ブルー・ライブズ・マター」のスローガンとともに、AR15スタイルのライフルを手に持った写真を投稿していた。またほぼすべての投稿は、同運動に関連したものだという。2018年12月には、警察官とコミュニティの強い関係を構築するための非営利団体「Humanizing the Badge」に寄付するよう友人に求めていたという。

リッテンハウス被告は、リンデンハースト・グレイスレイク・ヘインズビル警察局による「公衆安全候補生プログラム」に参加していた。プログラムのホームページでは、パトロール中の警察官に同乗したり、銃器のトレーニングをしたりするといった「実践的なキャリア活動」を通じて、「少年少女に警察官のキャリアを知る機会を提供する」と説明されていたという。さらに、アンティオク消防局の候補生プログラムにも参加していた。同消防局はバズフィードに対し、銃器の訓練の類は一切行っていないと回答している。

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