カバノー氏のFBI調査が完了 承認の行方は?各議員の反応

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最高裁判事候補のブレット・カバノー氏の性的暴行疑惑に関し、複数の関係者から聴取を行なったFBIは、水曜日に調査を終了し、議会にレポートを提出した。レポートをレビューした上院議員が様々なコメント

チャック・グラスリー議員(共和、アイオワ州)
上院司法委員会委員長のグラスリー議員は声明で「知らなかったものは何もない」とし、「調査により不適切な行いを示すものは見つからなかった」と発表。「FBIの捜査員が行なった政治や党派と独立した調査を私は信頼している。これこそが、両党の上院議員が求めたものだ」と、聴取対象者をホワイトハウスが限定していたとする民主党側の非難をけん制。さらに「法曹界の同僚は、彼が思慮深く、尊敬に値する法学者であることをわきまえている。公平で、偏見をもたずに裁定を行う人物であることは、裁判記録が物語っている」。「私はカバノー判事に承認を投じる」と意向を示した。

ダイアン・ファインスタイン議員(民主 カリフォルニア州)
「調査レポートについて最も注目すべきは、ここに含まれていないことが何かである。」と、FBIが当事者であるブレット・カバノー氏と告発をしたフォード氏の聴取を行わなかった点を指摘。「民主党はホワイトハウスがFBIの手足を縛ることに同意をしていない。」と、調査の独立性に疑問を呈した。

スーザン・コリンズ(共和 メイン州)
カバノー氏の最高裁判事承認にあたり、共和党内でジェフ・フレーク議員やリーサ・マーカウスキー議員とならび、浮動票として鍵を握るスーザン・コリンズ議員は「非常に徹底的な調査」と調査について満足していることを示した。投票の意向については、明らかにしなかったという。

ジェフ・フレーク議員(共和 アリゾナ)
「疑惑をさらに強める情報はなかった」

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ミッチ・マコーネル議員(共和 ケンタッキー州)
共和党トップのマコーネル上院院内総務は、FBIによるカバノー氏のバックグランドに関する調査が今回で7回目にあたることを強調しつつ、疑惑を裏付けるものは何もないと述べた。