トランプ氏を副大統領に、カニエ・ウェストが仰天オファー

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前回2020年に続き、2024年の米大統領選への出馬を決めたとされるラッパーのカニエ・ウェスト(Ye)に、新たな動きがあった。

先週末、SNSに投稿された動画の中で、次期大統領選に出馬の意向を示したカニエ。すでに「YE24」とロゴの入った選挙グッズ作りを始めており、動画ではその制作現場を紹介した。

そのカニエが22日、自身のツイッターを更新し、斬新なプランを明かした。

ツイートでカニエは、「初めてのマール・ア・ラーゴ。雨で道は混んでいる。プレジデント・トランプを待たせてしまうなんて。信じられない。しかも僕はジーンズ姿だ。やばい」と、トランプ氏のフロリダの自宅マールアラーゴを訪問したことを示唆。続けて「僕が彼に2024年の僕のランニングメイトになってほしい、と申し入れたとき、彼は何と言ったと思う?」と、トランプ氏に自分の副大統領候補になってほしいとオファーしたことをほのめかし、「That’s very Ye」、「That’s very Nay」と、議会で賛否を問う「Yea or Nay」を文字った二択で、投票を呼び掛けた。結果は「That’s very Ye」が58.7%獲得し、カニエのフォロワーの間では、トランプ氏が前向きに答えたとの見方が強いことがわかった。

コメント欄にはユーザーから様々な反応が寄せられ、「私はカニエをサポートすると、みんなに言いたい」「応援するよ」など、全面的にカニエを支持する声が上がる一方、「たぶん、(トランプ氏は)ふざけるなと言ったと思う」「あなたとトランプ氏は結果を黙って見ていないとだめ」と冷静な声も多かった。

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米メディアDaily Beastによると、22日夕方、カニエが白人至上主義者として知られる活動家、ニコラス・フエンテス氏とともにマール・ア・ラーゴを訪れる様子が目撃されているという。ツイッターでは、マイアミの空港にいる2人の動画も拡散している。

カニエは先週出馬の意向を示した動画の中で、極右の政治コメンテーターで右派メディア「ブライトバート」の元編集者、マイロ・ヤノプルス氏が選挙活動に協力していることを明らかにしていた。

カニエが本当にオファーをしたのか不明だが、一部では、昨今の極端な言動をトランプ氏の支持基盤を奪うための布石と見る向きもある。トランプ副大統領案も、本気なのかもしれない。