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コロナからの復活。NYの独立記念日2021

ニューヨーク市では4日、ネイサンズホットドッグ早食い大会やメイシーズの花火大会など独立記念日を代表するイベントが開催された。

ニューヨーク州では先月、新型コロナウイルスのワクチン接種率が70%に達したことを受け、一部の例外を除き、マスクの着用義務やソーシャル・ディスタンスに関する規定が解除されている。

ホットドッグ早食い大会は観客を動員

1970年代からの伝統行事ネイサンズホットドッグ早食い大会は、ブルックリンのコニーアイランドにある球場メイモナイズ・パークで開催された。

昨年は観客を動員せず、屋内で開催されたが、今年はオンラインで事前に申し込みを行ったファン約5,000人が応援に訪れた。

©mashupNY
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男性部門はジョーイ・チェスナット(Joey Chestnut)選手が10分間で76個を食べて優勝。自身が持つ世界記録を更新した。

新記録まであと1個となった瞬間。観客席からは大きな声援が上がり、盛り上がりは最高潮に達した。

チェスナット選手は、14度目のマスタードベルトを獲得した。2007年に小林尊選手を破って以来、優勝を逃したのは2015年の1回のみだ。

女性部門では、新女王が誕生。アリゾナ州出身のミシェル・レスコ(Michelle Lesco)選手は、10分間で30 3/4個を食べ、初優勝を果たした。

デブラシオ市長も応援にかけつけた(mashupNY)

女性部門の世界記録保持者(48.5個)スドー・ミキ選手は、事前に欠場が発表されていたが、現在妊娠中であると発表された。お相手は、フードファイターのニコラス・ウェーリー(Nicholas Wehry)選手。今回の大会では、44個を食べ3位に入賞した。

ニコラス・ウェーリー(Nicholas Wehry)

会場には、星条旗やホットドッグをモチーフにした衣装を身にまとった人々で溢れた。オハイオやフィラデルフィアなど遠方から駆けつけたファンもいる。今回が初めての観戦という人は「オンラインでチケットが予約できたため、朝4時から並ぶ必要がなくてよかった。規制もなく、本当に素晴らしい」と語った。また20年間足を運んでいるという男性は「ジョーは今年も優勝するだろうが、今日は湿度が高くないから良い記録が出るに違いない」と期待を語った。

独立記念日 ニューヨーク

復活を祝う花火大会

夜には、メイシーズ独立記念日花火大会が開催された。昨年は規模を縮小し、エンパイアステートビルディングやタイムズスクエアなどで小規模の花火大会を開催した

今年はイーストリバーに浮かべた5艘の船や、エンパイアステートビルディングから6万5000発の花火が打ち上げられ、コロナ禍からの復活を祝った。

ロングアイランドのガントリープラザパークには、身動きが取れないほどの人が集まった。25分間にわたり次々と打ち上げられた花火に、大きな歓声が上がった。

メイシーズ花火大会

7日には、パンデミックからの復活を記念するとともに、エッセンシャルワーカーに感謝を示すための祝賀パレード「ホームタウンヒーローズ」を開催する。

市の発表によると、医療従事者やファーストレスポンダー、交通機関の職員、市の職員、中小企業やボデガのスタッフなど約2,600人が行進する過去最大規模のティッカー・テープ・パレードになるという。

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