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NY州司法長官捜査、裁判所がトランプ・オーガニゼーションに資料提出命令

The Hillによると、ニューヨーク郡裁判所は15日、トランプオーガニゼーションに対して、マンハッタン郊外にある地所「セブン・スプリングス」(Seven Springs)に関連する記録を、レティシア・ジェームズ司法長官に引き渡すよう命じた。

ジェームズ長官は、トランプ氏の複数の物件について、投資やローンまたは税控除などで有利な条件を得るために、違法に資産価格を引き上げるなどした疑いで捜査を進めている。

トランプ・オーガニゼーションはセブン・スプリングスのゴルフコース開発を断念した後、2015年に約150エーカーの森林を保全することを約束。環境保全と引き換えに2,110万ドルの税控除を受けた。ジェームズ長官は、同取引に関して、トランプオーガニゼーションが適切な資産評価を行なったか調査をしている。

トランプオーガニゼーションは、資料は弁護士とクライアントの秘匿特権によって保護されると主張。一方、司法長官室の代理人、エリック・ハレン氏は、利益を得るためにIRSに開示した特定の文書については、トランプ・オーガニゼーションは「特権を放棄」しているとして、提出を求めた。アーサー・エンゴロン判事は、原告の主張を認め、金曜日までに引き渡すよう命じた。

ジェームズ氏は声明で「再び、正義と法の支配が打ち勝った」と述べ「われわれは、トランプ・オーガニゼーションが裁判所の命令を守り、捜査に関係する記録を提出するよう迅速に行動する。司法長官室は事実を追跡し、捜査を継続する」と発表した。

ジェームズ長官の捜査は、トランプ氏の元弁護士、マイケル・コーエン氏が議会で証言した後、2019年3月からスタートしている。コーエン氏は、トランプ氏がローンや保険、税制優遇措置を受けるため、資産価値を変更していたと証言していた。

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