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カマラ・ハリス議員とは、バイデン氏が副大統領候補に指名

バイデン前副大統領は11日、副大統領候補にカマラ・ハリス(Kamala Harris)上院議員(カリフォルニア州)を選んだと発表した。

バイデン氏は声明で、ハリス氏が司法長官時代に(息子の)故ボー・バイデン(Beau Biden)氏と共に働いたと述べ、「彼らは大手銀行を相手にし、労働者の人々を奮い立たせ、女性や子供たちを虐待から保護したのを見てきた。私はそれを誇りに思っていた。そして今、彼女をキャンペーンのパートナーにすることを誇りに思う。」と語った。

ロイターによると、黒人女性が副大統領候補になるのは初めて。

カマラ・ハリス氏とは?

カマラ・ハリス氏(55)氏は、1964年カリフォルニア州オークランドに、ジャマイカとインド出身の移民の親の元に生まれた。ハワード大学で学士号を、カリフォルニア大学ヘイスティングスで法学法学博士を取得。

2004年にサンフランシスコ地区の検事長に選出。2010年にはカリフォルニア州司法長官に選出された。白人以外で両職を務めた女性は、ハリス氏が初めてだという。

2016年に上院選に出馬。当選を果たし、史上2番目のアフリカ系アメリカ人の女性上院議員となった。

現在、上院司法委員会、国土安全保障政府問題委員会、情報活動特別委員会の委員を務める。委員会の活動では、ロシアによる選挙介入に関する情報委員会公聴会でのジェフ・セッションズ司法長官とのやりとりや、司法委員会でのFacebookのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者や最高裁判事候補の承認公聴会でブレット・カバノー氏を問い詰める様子などが、メディアの注目を集めた。

ハリス氏は昨年1月、2020年大統領選への出馬を表明した。
民主党の大統領候補者討論会では、バイデン氏が、人種隔離政策を支持する議員と過去に協力したことを政治手腕としてアピールしたことや、バシングと呼ばれる、学区を超えて通学バスを提供する制度に反対したことなど、人種問題を巡る政治姿勢について厳しい批判を展開した。
12月には選挙資金の不足を理由に、大統領選からの撤退を表明している。

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