ピーナツバター容器から拳銃、米空港

1204
from TSA Twitter

ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港で22日、乗客の預け荷物に入っていたピーナツバターの容器から拳銃が押収され、乗客の男が逮捕された。

米運輸安全局(TSA)の声明によると、預け荷物のX線検査でアラームが鳴ったため、職員が該当荷物を開けたところ、JIF社製「クリーミー・ピーナツバター」の容器2つが反応していたことが判明。職員が中を開けると、解体された拳銃の部品がピーナツバターの中に埋もれる形で見つかった。

22口径の銃弾を装填した弾倉も含まれ、「芸術的なほど功名に(ピーナツバターの中に)埋め込まれていた」という。

その後、通報を受けた警察が拳銃の部品を押収し、持ち主のロードアイランド州在住の男を逮捕した。男の名前は明かされていない。

JFK空港で保安ディレクターを務めるTSAのジョン・エシグ氏は、「TSA職員は仕事のスキルも高く、自分たちの使命に熱心に取り組んでいる。特に煩雑なホリデーの渡航ラッシュの間は」とコメントし、警告した。逮捕された男は、最高1万5000ドルの罰金が科される。

Advertisement

銃器類を合法的に機内に持ち込むには、銃弾を装填しない状態で適切にケースに入れ、空港のカウンターで申告する必要がある。銃所持の許可証も必要だという。

JFKでは先月、乗客の預け荷物に生きたネコが入っていることがX線検査により発見される騒動があった。

TSAによると、今年全米の空港で押収された銃器類の数は、過去最多だった昨年を上回る6301にのぼり、そのうち88%が装填済みの状態で発見されている。