FBI、ギレーヌ マクスウェル氏を拘束。エプスタインの親友で、性的虐待に関与の容疑

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FBIは2日、故ジェフリー・エプスタイン氏と親密な関係にあったギレーヌ・マックスウェル氏の身柄を拘束した。NBCニューヨークが、捜査関係者の話として報じた。

関係者の話では、マックスウェル氏は、エプスタイン氏の未成年者に対する性的虐待に関与した容疑で、午前8時30分頃、ニューハンプシャー州ベッドフォードで拘束された。本日中に連邦裁判所に出廷する予定だという。

少女らを性的搾取の目的で人身取引したとして起訴されたエプスタイン氏は、昨年8月、マンハッタンにある拘留施設の中で、自殺をはかり死亡した。

マックスウェル氏は、一時エプスタイン氏の恋人だったといわれている。被害女性らは、同氏の人身取引への関与を主張していた。

エプステイン氏の性犯罪に関連する2015年の裁判資料によると、被害女性の1人、ヴァージニア・ロバーツ・ジュフレさんは、16歳または17歳の頃、マックスウェル氏からエプスタイン氏のマッサージの仕事をしないかと勧誘を受け、その後、両氏から性的虐待を受けたと証言している。さらに有力者の友人らとセックスをするよう命令されたほか、他の少女達をリクルートするよう指示されたと主張している。

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ジュフレさんは、マックスウェル氏から性行為をするよう指示された人物として、ビル・リチャードソン元ニューメキシコ州知事や、ヨーク公アンドリュー王子、ジョージ・ミッチェル元上院議員、モデル・エージェントのジャン-リュック・ブルネル氏、ハーバード大学ロースクールのアラン・ダーショウィッツ教授、さらに「外国の首相」、「もう一人の王子」、フランスの「大手ホテルチェーン」のオーナーなどを挙げている。

同裁判で、マックスウェル氏の友人であるハウスマネージャーは、エプスタイン氏の所有する島に閉じ込められていたスウェーデンの15歳の少女に関し、マックスウェル氏が彼女からパスポートを取り上げ、性行為を要求したと証言している。