イバンカ・トランプ氏、安倍元首相に追悼メッセージもツッコミ殺到

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トランプ前大統領の長女で大統領補佐官を務めたイバンカ・トランプ氏は8日、ツイッターで声明を発表した。

イバンカ氏は、2017年の来日時、日本政府主催の「国際女性会議」に招待された時の写真を添え、「真に歴史的人物で、永続的に影響を与えるリーダー、安倍元首相の死に悲しみを覚えています。安倍氏の助言や見識、真心は、政府の務めの期間中、大きな影響を与えてくれました。世界が彼の死を悼むとともに、ご遺族と日本の人々に心よりお悔やみ申し上げます」と追悼メッセージを投稿した。

イバンカ氏がツイッターのアカウントを更新するのは約2カ月ぶり。コメントの中で公務に言及したが、主にリベラル派の間では、当時から役職の任命について不満の声が上がっていたほか、成果についても不透明だと指摘する意見があった。久々の投稿に、皮肉や批判的なコメントが相次いだ。

あるユーザーは「世界最長の”娘と息子を職場に連れて行く日”のことを”政府の務め”と言っているのは、今まで聞いたことがない」と投稿した。コンデナスト社のリーガルエディターは「これを翻訳すると、”日本の政治家の死を借りて、米国史上最大の国家に対する反逆者としての私の評判を浄化させてください。犯罪者である父をほう助し扇動したとして、のけ者や嫌悪の対象とされるのは非常に寂しいものです”という意味になる」と嫌みな解釈を披露した。

また、2019年に大阪で開催されたG20サミットで、イバンカ氏が各国首脳の会話に加わる動画をシェアし、「これが政府の務め?」と皮肉るユーザーも。なおこの動画は当時、会話に混じろうとするも、微妙な雰囲気の首脳陣の様子が話題となった。

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「トランプ氏が、イバンカ氏は1400万人の雇用を創出したと誤って主張した」と報じたThe Hillの記事を引用し、「あなたは、それを訂正しようともしなかった」と非難するユーザーや、「お務めご苦労さまでした。なお、われわれは、しっかりと陪審員の義務を果たしたいと思います」とトランプ氏の起訴に備えていると宣言するコメントなどが寄せられている。