テキサス州プレシディオ郡にある第394法廷で行われたバーチャル審理で、ネコに姿を変えた弁護士が出席。ズーム(Zoom)の猫フィルターの解除方法が分からず、裁判の開始が遅れる出来事があった。
判事「ポントンさん、あなたのビデオセッティングにはフィルターがかかっていると思いますよ」
ネコ弁護士「判事、聴こえますか?」
判事「聴こえますよ。フィルターだと思います」
ネコ弁護士「そうだと思いますが、外し方が分かりません。今アシスタントが解除しようとしていますが、私は進める準備ができています。ライブ中継にいます。私はネコじゃありません」
この間、画面に映ったネコが、目をウルウルさせたり、上下に動かしたりと困ったような表情で話す様子が映っている。
ネコ姿で出廷したロッド・ポントン(Rod Ponton)弁護士は、「秘書の過ちだった。彼女のコンピューターを使用しており、何らかの理由でフィルターがオンになっており、私の顔と入れ替わってしまった」とViceに語った。裁判は、輸出禁止品を国外に持ち出そうとした男性の事件だったという。その後、フィルターは外され、審理は再開された。
ファーガソン判事は、審理が終了した後、ツイッターで#OhNoとハッシュタグを付け、「重要なズームに関するアドバイス:子供がPCを使った場合、バーチャル審理の前には、ズームビデオをチェックし、フィルターがオフになっているか確かめるように。この子猫は、第394法廷の事件で正式発表を行ったところだ」と述べ、YouTubeの動画をシェアした。
さらに「これらの楽しい瞬間は、この困難な時代においても、司法制度を確実に機能させ続けるという法律家の献身さの副産物だ。関係者は皆、尊厳を持って対応し、フィルターのかかった弁護士は、見事なまでの礼儀正しさを示した。真のプロフェッショナルだ」と投稿した。