ハリケーン イルマ 最新情報

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米国史上、最大勢力のハリケーンの一つとみられる「イルマ」(Irma)。ドミニカ共和国、ハイチ、バハマ及びキューバに接近・上陸した後、10日(日)朝には、フロリダ半島南端に至るとの予報が発表されている。

9/9 2pm現在の状況

最新の情報は、国立ハリケーンセンター(NHC)の公式サイト(英語)より、また該当地域への渡航等に関する情報は、外務省海外安全ホームページより確認できる。

9月9日更新

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イルマはカテゴリー5から3に勢力を弱めているが、後に再びカテゴリー4に勢力を強めることが予想されている。
フロリダ半島の南端沖にある列島、フロリダキーズ(Florida Keys)を現地時間10日の朝通過する予定。

フロリダ州では、現在650万人の住民に避難命令を出し、7万人以上ががシェルターに避難している。リック・スコット(Rick Scott)フロリダ州知事は、「避難するのは、これが最後のチャンスです。」と会見で述べ、家族の命を危険にさらさないためにも、すぐに避難するよう呼びかけた。

現地では、デマや嘘の情報も飛び交っている。米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)では、ハリケーン関連の情報の真意が確認できる特設サイト、rumor controlを開設。
ペットのシェルターや、ホテル、ガソリン等の燃料に関する情報を公開している。

フロリダのディズニーワールドや、ディズニーパークも月曜まで閉鎖を発表。

現在建築ラッシュとなっているマイアミでは、強風によるクレーン倒壊なども危惧されている。

カテゴリー5のハリケーンが通過したカリブ海のセント・マーチン島(Saint Martin)は、島の95%が損壊を受けたという。

イギリス領ヴァージン諸島の様子

9月8日更新

イルマの勢力はカテゴリー5から4になったが、この勢力のまま土曜日から日曜にかけてフロリダ半島に上陸すると見られている。

ハリケーン4に勢力を弱めたイルマは、再び5の勢力に。キューバのCamaguey Archipelagoへと上陸を予定。

新たなハリケーン、ホセ(Jose)はカテゴリー4に勢力を強めている。こちらもリード諸島に接近しており警戒が必要とされている。

メキシコ湾に発生した暴風、カティア(Katia)もハリケーンに勢力を強めており、3つのハリケーンが観測されている。

9月7日更新

カリブ諸島

イルマは、北東の島を直撃。約1,600名が住むバーブーダ島(Barbuda)は、大きな被害を受け、95%の建物が損壊した。

今回の損害に対し、同島にリゾート施設「Paradise Found Nobu Resort」を所有する俳優のロバート・デ・ニーロは、救済支援を申し出ている。

フロリダ半島

10日(日)頃にフロリダ半島南端に上陸すると予想されており、4日(月)には、フロリダ州内全域に非常事態宣言(state of emergency)が発令された。マイアミでは5日(火)非常事態宣言が出され、7(木)、8(金)は、政府機関、学校等が閉鎖される。

フロリダキーズ(Florida Keys)のあるモンローカウンティでは、避難命令が出ており、現在約31,000人が避難している。

リック・スコット(Rick Scott)フロリダ州知事は、理由の如何を問わず、避難するよう会見で市民に要請。一方、避難に必要なガソリンが不足しており、知事は、ガソリン供給が優先順位が高いものの一つと発表。

フロリダ州から飛行機で避難する人に対し、航空運賃が高騰していることへの非難も相次いでいる。運賃の中には通常の6倍以上するものもあるという。

マイアミやオーランドなどでは、土嚢の無料配布が行われている。

ハリケーン「ホセ」

イルマの後に大西洋上に発生しているハリケーン、ホセ(Hose)は、現在カテゴリー3に発達している。

9月7日現在、イルマによる被害で少なくとも13人が死亡している。

【9月10日以降の情報】

ハリケーン「イルマ」フロリダ半島に上陸