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「ウィル・スミスとトランプは同類」米人気ラジオ司会 アカデミー賞「平手打ち騒動」を痛烈批判

人気ラジオパーソナリティー、ハワード・スターン(Howard Stern)が、アカデミー賞授賞式でウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックを平手打ちした問題、通称「スラップゲート」に言及。トランプ前大統領と同類と述べるなど、批判を展開した。

スターンは28日のラジオ放送で、騒動について「最初に出た言葉は”なにが起きたんだ?セキュリティーはどこだ?”だった」と振り返り、「テレビの生中継だ。誰一人も非難しなかったのは、彼がウィル・スミスだからだ。トランプが過ちから逃れているのと同じことだ」と主張。「ウィル・スミスとトランプは同類だ」と、2度の弾劾を生き延びた「テフロン・ドン(汚れのつかないドナルド)」ことトランプ氏と比較した。

「この男に問題があることを、テレビで目撃した」と続け、「スピーチをめぐって人を殴らないだろ。特にアカデミー賞では。ウィル・スミスは何か問題を抱えてるんだよ」と語った。

ハリウッド業界にも言及。ウィル・スミスの主演男優賞の受賞スピーチが拍手でむかえられたことに、「これが、ちょっとしたことで憤慨するハリウッド業界だ。”ちょっと待て。手に負えない状況になった”って誰一人として声を上げなかった」と業界の矛盾を指摘。「どうしてこの男が会場から出されず、賞に引き続き参加できたんだ。笑って奥さんと楽しい時間を過ごしていた」と疑問を呈した。

「彼はクリス・ロックを暴行した。自分の手で始末した」「まるで、俺の妻を傷つけたから撃ち殺してやる、と言ってるようなものだ」と批判を続けた。

ウィル・スミス謝罪声明

騒動の翌日、ウィル・スミスはインスタグラムを更新し、謝罪声明を発表した。

「暴力はどんな形であれ有害で破壊行為だ。昨夜のアカデミー賞の私の行動は、受け入れ難いもので、言い訳もありません。私をだしにして笑いを取ることは仕事の一部でもあるが、ジェイダの病状についてのジョークは耐えられず、感情的になってしまった」と弁明。

「この場を借りて、公の場でクリス、あなたに謝罪したい」と続け、「私は一線を越え、間違っていた。とても恥ずべきことで、私が目指す人物像が成すことでもなかった。愛と優しさに溢れた世界に暴力は存在しない」と過ちを認めた。なお、ウィル・スミスは、受賞スピーチでアカデミーと他のノミネート俳優に謝罪を表明したが、クリス・ロックへの謝罪はなかった。

「またアカデミーと、賞のプロデューサー、出席者、そして世界中の視聴者に謝罪します。そしてウィリアムズ家と、私のキング・リチャード・ファミリーに謝罪します。私の態度で、今まで素晴らしい旅の道のりだったはずのものを汚してしまい、深く後悔しています」と謝罪文は続き、「私は未熟者だ」と締めくくった。

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