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反バイデン派の間で流行「レッツ・ゴー・ブランドン」とは?

「レッツ・ゴー・ブランドン」というフレーズが、最近、反バイデン派の間で合言葉になっている。

共和党の新人、コロラド州選出のローレン・ボーバート下院議員は4日、フロリダ州パームビーチのトランプ夫妻が暮らす自宅兼リゾート施設「マール・ア・ラーゴ」を訪れ、トランプ前大統領と面会した。ボーバート議員がこの日着ていたのは、背中に白字で大きく「レッツ・ゴー・ブランドン」と書かれた赤いドレス。このドレスを着てトランプ氏と撮影したツーショット写真を「ただのフレーズじゃない。これはムーブメントよ!」とコメントを添えてツイッターに投稿し、話題を呼んだ。

9月にニューヨーク、メトロポリタン美術館のパーティー「メットガラ」で、民主党の若手左派、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員が「タックス・ザ・リッチ(富裕層に課税を)」と書かれたドレスを着て政治アピールをしたことが大きな話題になったが、ボーバート議員のドレスはこれをパロディにしたもの。同議員の広報担当、ベン・スタウト氏は、The Hillの取材に対し、「ただのフレーズじゃなくムーブメント。みな現政権とその破滅的な政策にうんざりしている。特に経済に関しては。今、その思いを表現するのが、『レッツ・ゴー・ブランドン』のフレーズということ」と語った。

「レッツ・ゴー・ブランドン」誕生のいきさつ

「レッツ・ゴー・ブランドン」の「ブランドン」は、モータースポーツNASCARのブランドン・ブラウン選手を指す。このフレーズが一見関連のないバイデン氏を揶揄する意味合いで使われるようになったのは、先月行われた生放送でのインタビューがきっかけだった。

NBC SportsのNASCARリポーター、ケリ・スタヴァスト氏が、ブラウン選手から優勝の言葉を聞く最中、スタンド席の観客らが「ジョー・バイデン、くたばれ(F— Joe Biden)」と、放送禁止用語を交えて合唱する声が入り込んでしまった。

スタヴァスト氏はとっさに「観客の声をお聞きのとおり、『レッツ・ゴー・ブランドン』と言っています」と、苦し紛れのフォローをしてインタビューを続けた。

この出来事に、反バイデン派はすかさず反応。ミームとなってSNSで拡散され、バイデン大統領への不支持を表明する隠語となった。今では、共和党の重鎮らもこれに便乗する事態となっている。

サウスカロライナ州選出のジェフ・ダンカン下院議員が「レッツ・ゴー・ブランドン」と書かれたマスクをつけた写真が話題になったほか、テキサス州のグレッグ・アボット知事も自らこのフレーズをツイートしている。

話題にあやかり、トランプ氏の政治活動委員会は先月、45ドル以上の献金で「レッツ・ゴー・ブランドン」Tシャツがもらえる支持者向けのキャンペーンを開始した。

前出のスタウト氏は、ボーバート議員とトランプ氏との面会について「素晴らしいものだった」とし、「トランプ氏はドレスを見て大変喜び、とても気に入ったようだった。ボーバート氏は常に「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」運動の指導者であり、連邦議会でトランプ氏の主張を推し進めてきたリーダーでもある。その二人の面会は類まれに素晴らしいものになった」とアピール。「バイデン政権がいかに破滅的かということ、そしてアメリカを軌道修正させるためにはトランプ氏の掲げる政策を議論の場に出すことが重要だということを話し合った」と述べた。

一方、バイデン支持者もこの流行を活用。失業率の改善や株価上昇、インフラ投資法案の可決などを受け、#ThankYouBrandon のハッシュタグで政権の取り組みを称賛する動きが広がっている。

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