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NY市 コロナ禍でホームレス関連の苦情急増。引越しを検討する住民も

ニューヨーク市では先月、ホームレスに関連する苦情が2,000件以上寄せられていたことが分かった。昨年同時期は730件だった。
地元テレビ局NY1によると、増加傾向は数カ月間続いているという。昨年5月の苦情件数は371件だったが、今年は1,828件に増加。6月は532件から1,581件へと増加した。

これまでは、ホームレス・サービス局と衛生局、ニューヨーク市警察(NYPD)が合同で、ホームレスへの働きかけや、路上の所有物を撤去してきた。4月に100件以上のホームレスの野宿を排除したが、6月は1件のみだった。NYPDは6月以降、これらの活動には関わっていないという。

路上生活を送る理由に関して、あるホームレスは「シェルター内は、人々が争い、ナイフで刺されるなどの事件も起きているため危険だ。外にいる方が安全だと感じる」と同局に語っている。

安全性を懸念する声も

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高級住宅街のアッパーウエストサイドでは、ホームレスの増加に伴い、安全性を懸念する声が地域住民から上がっている。市はパンデミック後、シェルター内での感染拡大を防止するため、1万人以上のホームレスを市内140カ所のホテルへ移動させた
アッパーウエストサイドでは、市がBelleclaireやLucerne、Belnordのホテルを借り上げ、現在300人以上が滞在している。

ホームレスが公共の場で薬物摂取や、自慰行為、排泄などを行うほか、売店から物を盗んだり、通行人からお金をせびったりするなどの嫌がらせを行っているとニューヨークポスト紙は報じた。

ホームレスの中には、登録済み性犯罪者や薬物中毒からの回復者、精神障害を患っている人々が含まれるという。abcニューヨークによると高級ホテルのBelleclaireには、18人の性犯罪者が滞在しており、近くには学校のプレイグラウンドもあることから、保護者らは懸念を示している。

ホームレスの入居は、事前に住民に知らされておらず、自治体は透明性に欠けると非難している。役員の一人は「70年代のように感じる。引越できる人は、全員引っ越した」とニューヨークポスト紙に語っている。同地に22年間住んでいる女性は「ここを離れたくないが、今や選択肢はない。ホームレスが発砲を行っている時に、子供たちに通りを歩かせたくない」と述べた。一方で「子供たちが、慈悲について学ぶ良い機会だ」と肯定的に捉える住民もいるという。

自治会の役員によると、市は1人部屋に1日175ドル、2人部屋には350ドル支払っている。ホテルの契約期間は10月までだが、延長される見込みだという。同地区の住民は、地元政治家や市長に書簡を送るなど対応を求めている。

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