イーロンマスク ツイッター

イーロン・マスク氏によるツイッター社の買収を快く思っていないセレブが、プラットフォームからの「卒業」を宣言している。

これまでに「ビルとテッド」シリーズの俳優アレックス・ウィンターや、「グレイズアナトミー」「令嬢アンナの真実」を手がけた脚本家ションダ・ライムズ、「ディス・イズ・アス」のケン・オリン監督、歌手のサラ・バリレスらが、アカウントを非公開にしたり、更新を停止した。

ションダ・ライムズ「イーロンが何を企てようと入り浸らない。サヨナラ」

ケン・オリン「私はここを抜ける。批判はしない。信念を持ち、民主主義を守り、より親切に、地球を救おう、より寛大に、世界に平和を見つけよう」

サラ・バリレス「ツイッターでは楽しんだ。私はやめる。別のプラットフォームでお会いしましょう。これは私のためのものではない」

「シー・ハルク」に出演のジャミーラ・ジャミルは、マスク氏による買収話が持ち上がった4月にツイッターの更新を停止。契約が暗礁に乗り上げたと報じられた7月に再開していた。

これらの動きに対し、ロブ・ライナー監督は「立憲民主主義国を守るために戦う人々へ、今はツイッターを去るべきではない。今こそ民主党に投票を!」と呼びかけた。

警戒呼びかけるセレブも

ミュージシャンで俳優のスティーヴ・ヴァン・ザントや、プロバスケ選手のレブロン・ジェームズは、ヘイトスピーチの増加について警戒感を示した。

スティーヴ・ヴァン・ザント「イーロン・マスクへ。現代社会の最も有効なコミュニケーション手段にヒトラーを復活させたら、君は人生で最大の過ちを犯すことになる。絶対に許されない間違いだ」

レブロン・ジェームズは、マスク氏の買収後、ツイッターでNワード(黒人に対する蔑称)が500%上昇したという情報を引用し「これが真実なら、真剣に受け止めてほしい。非常に恐ろしいことだからだ。ヘイトスピーチが言論の自由だと主張するのは不適切だ」と警戒感を示した。

保守派は称賛

一方、保守派のユーザーからは、マスク氏がパラグ・アグラワル最高経営者(CEO)や法務部門のトップ、ヴィジャヤ・ガデ氏らの幹部を解雇したことで、「ツイッターの検閲レジームは全て消え去った」とマスク氏の買収を歓迎する声が上がっている。

Foxニュースの司会者タッカー・カールソン氏は、マスク氏の目的は、同社が行ってきた検閲をやめさせ、言論の自由を回復することだと説明。リベラル寄りのメディアが警戒感を強めていることに対し、報道の自由を謳うジャーナリストが、マスク氏の買収でパニックに陥っていると皮肉を述べた。

ワシントンポスト紙の記者が「今夜、このサイトに地獄の門が開いたかのようだ」とツイートしたと指摘し、「SNSでみんなが自分の言いたいことを投稿するようになっても、地獄の門が開くことにはならない。しっかりとした見通しを持つべきだ」と批判。これまで記者を揶揄する特定の隠語が、ツイッター上で制限されてきたことに言及し、彼らこそが検閲によるメリットを享受してきたと主張した。